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━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.016━2020.09.30━
首里城学術ネットワーク メールマガジン
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*このメールは、首里城再興学術ネットワークのイベントに参加された方、
沖縄県振興審議会委員等情報交換会ご案内メンバー、
およびメール配信を希望された方などにお届けしております。
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こんにちは! 首里城再興学術ネットワークのメルマガ担当です。
先日、エレベーターのボタンを押した時、
冬でもないのに軽い静電気が発生しました。
この半年間、手洗いとアルコール消毒を頻繁に、しかも丁寧に行ってきた証しと捉えるべきか、
目を背けてきた保水力の衰えを嘆くべきなのか、
些細なことながら、指先を見つめては逡巡する日々です。
さて、今号のメルマガは、学内公募プロジェクトに採択された
カストロ教授(工学部)の県産木材の強度試験に関する話題や、
国と県で開催された委員会の情報などをお届けいたします。
私どもネットワークが10月10日に開催を予定しているシンポジウムでは、
今号でご紹介するカストロ先生、
国の「首里城復元に向けた技術検討委員会」の高良 倉吉 委員長、
県の「首里城復興基本計画に関する有識者懇談会」の下地 芳郎 座長が登壇します。
(シンポジウムの情報は、メルマガの一番最後をご覧ください)
【1 学内公募プロ カストロ教授 県産木材の強度試験開始!】———————————
すでに27日(日)の沖縄タイムスの記事をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、
学内公募プロに採択されたカストロ先生の研究プロジェクトにおいて、
オキナワウラジロガシの強度試験が始まりました。
■首里城再建へ 県産材を試験/強度「杉・ヒノキの倍」/琉大カストロ教授 国にデータ(沖縄タイムス)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/638703
学内限定となりますが、↓の附属図書館WEBサイトから、
沖縄タイムスを選択し、記事タイトルを検索することで、
全文を読むことができます。
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/dbsys/db_list/index.htm#a04
今回の取材は、これまで本ネットワークを介して取材対応した報道機関に強度試験開始をご案内し、
カストロ先生とのスケジュール調整等を経て実現したものです。
そのため、私どもネットワークも取材に同行し、
希少な県産木材(オキナワウラジロガシ)を使ったの試験の様子を見学させていただくことができました。
取材に同行するなかで強く印象に残っているのは、
試験体となるたくさんの木片に囲まれ、
記者の質問に丁寧に応じるカストロ先生のにこやかな表情と、
そのカストロ先生の指導のもと、実験に参加する学生さんが、
ひたすらに繰り返される作業の一つひとつに直向きに取り組んでいる姿です。
【参考:カストロ先生の研究プロジェクト[ウラジロガシとイヌマキ木材の強度試験]紹介/ネットワークWEBサイト】
https://res.skr.u-ryukyu.ac.jp/project01.html
【2 復興に向けた具体策の検討が進んでいます~国や県の委員会などの開催状況】———————————
9月は、首里城の復興に向けて、国と県それぞれで、
これまでの議論を踏まえた具体的な議論するための会議が開催されたようです。
①国が設置する「首里城復元に向けた技術検討委員会」では、25日に、今年度第2回目の会合が行われました。
■首里城正殿の骨組み、国産ヒノキで 県外から524本調達へ(琉球新報)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f3fb500198a53517564dc68f9487f72560ffd92
■首里城復元に向けた技術検討委員会(沖縄総合事務局WEBサイト)
http://www.ogb.go.jp/kaiken/matidukuri/syurijou_hukugen_iinkai
この委員会では、カストロ先生が強度試験を実施しているオキナワウラジロガシが、
正殿に使う木材として県内で調達することが可能か、
年内を目処に検討を進めるようです。
また、防火対策や延焼防止策として、
1名でも操作が可能なコンパクトな設備の導入や
防火シャッターの設置などが話し合われたようです。
②14日には、県が設置した
「首里城復興基本計画に関する有識者懇談会」の初会合が行われました。
■首里城再建へ20年度末までに基本計画 有識者懇(琉球新報)
https://news.yahoo.co.jp/articles/97b6066aef828a905c137724e84b3d16f7240761
■「首里城復興基本計画」に関する有識者懇談会(沖縄県知事公室特命推進課WEBサイト)
https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/chijiko/tokumei/keikakukonndannkai.html
この懇談会では、沖縄県が4月に発表した基本方針(※1)の9項目に基づき、
首里城を中心とした首里地区の街並みや
根付いた文化の理解や活用を促進するため、2つの部会を設置したようです。
新たに設置されたのは、
首里城そのものの復元や「新・首里社構想」による歴史的街並みの整備を検討する
「新・首里社構想検討部会」、
文化財の保全や伝統技術、歴史の継承を検討する
「琉球文化継承・振興検討部会」の2部会とのことです。
基本方針の8項目目に掲げられている
[琉球文化のルネサンス]をどのように実現していくのか、注目していきたいと思います。
※1 首里城復興基本方針(令和2年4月/沖縄県公式首里城復興サイト)
https://www.shurijo-fukkou.jp/activity/policy/
→コンパクトにまとめられたリーフレットもあります!(沖縄県公式首里城復興サイト)
https://www.shurijo-fukkou.jp/userfiles/files/page/activity/policy/leaflet.pdf
【3 首里城ネットWEBサイト トピック】———————————
1.琉球王国時代の日時計「日影台(にちえいだい)」の解説動画(約4分半の動画です/首里城公園YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/watch?v=8NKRmqT8wts
首里城公園では、年4回、春分・夏至・秋分・冬至の日に合わせて、
普段は柵に囲われている日影台を間近で見学できる解説会を実施しているそうです。
秋分の日の解説会は終了してしまったのですが、
首里城公園のYouTubeチャンネルに解説動画がUPされていましたので、ご案内いたします。
ご存じの皆さまも多いのかもしれませんが、
首里城公園の日影台は復元されたもので、
その復元作業では、本学博物館(風樹館)が収蔵する破片から元の形を推測したとのことです。
□昨年の[日影台(日時計)解説会]の様子(首里城公園WEBサイト)
http://oki-park.jp/shurijo/blog/detail/4725
□漏刻門日影台方位盤の破片(琉球大学博物館(風樹館)WEBサイト)
http://manwe.lib.u-ryukyu.ac.jp/library/digia/tenji/tenji2014/contents/page05.html
→琉球大学博物館の所蔵標本データベースでは、破片の大きさなども記されています。
所蔵標本データベースには、収蔵する約17万点の標本のうち、約5万5千点の標本情報を閲覧することができます。
https://fujukan.skr.u-ryukyu.ac.jp/db_database/cate-view.php?type=3&id=RUMF-HA-01093
□日影台解説以外にも、素敵な動画がありました!(首里城公園YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCECHLlyK1ttS9acFsC9slNQ/featured
9月14日に開設したばかりのチャンネルのようです。
これからも「さすが本家!」というような動画がUPされると思いますので、こちらも注目していきたいです。
2.「みんなで考えるサスティナブルなまちづくりワークショップ」(すいまち研WEBサイト)
https://www.e-sui.com/category/project/symposium/
首里を愛し、首里に誇りを持ち、歩いて楽しいまちを目指して、研究、情報発信、交流等の活動を行っている、
すいまち研(NPO首里まちづくり研究会)が9月に開催したワークショップ3本のアーカイブ動画が公開されています。
いずれも申請等は不要で、どなたでも視聴することができるようですので、ご紹介いたします。
□第1回 ワークショップ(約2時間)
https://www.youtube.com/watch?v=Rvg0vaPsUAk
古都・金沢では、どのように行政と住民が連携し、
暮らしと観光が共存する魅力的な街づくりに取り組んでいるのかを、
金沢大学の丸谷 耕太先生にオンライン参加いただき、お話をうかがったようです。
□第2回 ワークショップ(約2時間)
https://www.youtube.com/watch?v=nuMDh8_y7aI&t=1335s
那覇市都市計画課の方をお招きし、首里地区の都市計画上の位置付けや景観、
交通環境の課題などについて理解を深めたようです。
□第3回 ワークショップ(約1時間)
https://www.youtube.com/watch?v=wsKu6MFW1sU
第1回、第2回の振り返りを行った後、
次の5つのテーマでグループセッションを行ったようです。
① 歴史を体現できる風格あるまちづくり
② 首里城公園と周辺地域の段階的整備
③ 交通問題
④ 歴史・文化をベースにした観光資源
⑤ 次世代を担う子どもたちへの継承
アーカイブ動画で視聴できるのは、前回までの振り返りと、
各グループセッションのまとめ、今後のスケジュールとなりますが、
自由に意見交換したことが伝わる内容となっています。
すいまち研では、10月17日(土)に開催する
[第2回 観光と首里まちづくりシンポジウム」
において、これまでのワークショップにおける意見などをまとめた提言のたたき台をお披露目するようです。
開催場所は未定とのことですが、
タイミング良く情報が得られましたら、このメルマガでもご案内いたします。
第16号でお伝えしたい内容は以上となります。
私どもネットワークでは初となる、
会場への来場参加と、Live配信へのオンライン参加とを併用したイベントを、
10月10日に開催します。
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を行いながらの屋内イベント自体、
そもそも初めての経験であるため、
本当に試行錯誤の毎日ですが、
充実した内容となるよう鋭意取り組んでおります。
会場である県立博物館・美術館への来場参加希望枠も、
若干ですが空きがございますので、
興味を持たれた方は、次のリンク先からお申込みください。
■首里城再興学術ネットワークシンポジウム 2020(ネットワークWEBサイト)
https://res.skr.u-ryukyu.ac.jp/shurijo_symposium2020.html
開催日時:令和2年10月10日(土)13:30〜16:00(13:00開場)
会場:沖縄県立博物館・美術館3階 講堂
※来場参加を希望する場合、事前申込が必要です。
※オンライン参加は、申し込み不要です。
次の琉球大学地域連携推進機構YouTubeチャンネルから視聴可能です。
https://www.youtube.com/channel/UCp7kCLEEARRcjEBGygkIjRg
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