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━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.015━2020.09.11━
首里城学術ネットワーク メールマガジン
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*このメールは、首里城再興学術ネットワークのイベントに参加された方、
沖縄県振興審議会委員等情報交換会ご案内メンバー、
およびメール配信を希望された方などにお届けしております。
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こんにちは。 首里城再興学術ネットワークのメルマガ担当です。
長時間居座った第9号、特別警報級とも言われた第10号と、
次々と台風が来襲し、
ニュースの気象情報が気になる日が続きましたね。
何気なく流し見ていた情報番組の気象コーナーで紹介していた
気象予報士の方が考えた
[台風上陸に備えた「マイ・タイムライン」]
(自分自身がとる防災行動を時系列的にまとめたもの)を拝見しました。
沖縄だと、リンク先の気象予報士さんのタイムラインが提案する4日前からの行動が難しい場合もありますが、
台風に備えた行動の要点がコンパクトにまとめられていましたので、
防災週間に気になった話題としてご案内いたします。
□台風10号発生…天達気象予報士が考えた上陸前からの防災計画「マイ・タイムライン」(FNNプライムオンライン)
https://www.fnn.jp/articles/-/80349
□Webでマイ・タイムライン>マイ・タイムラインを作ってみましょう(国土交通省 関東地方整備局WEBサイト)
https://www.ktr.mlit.go.jp/river/bousai/mytimeline/timeline_03.html
さて、今号のメルマガは、
来月10日(土)に開催予定の
第4回琉大未来共創フォーラム~首里城再興学術ネットワークシンポジウム2020~
のご案内や、首里城に関連した話題をお届けします。
【1 10/10開催! 首里城再興学術ネットワークシンポジウム2020】———————————
視界を覆いつくすような朱色が、
訪問者を圧倒する首里城正殿などの火災から、
まもなく1年が過ぎようとしています。
焼失から1年という節目を前に、
私どもネットワークでは、
様々な分野に広がる首里城再興に関する課題について、
研究者や関係機関だけでなく、学生や県民の皆さまなどと問題意識を共有することで、
首里城再興に貢献することを目指し、
次の日程でシンポジウムを企画いたしました。
■第4回琉大未来共創フォーラム
~首里城再興学術ネットワークシンポジウム2020~ 開催概要
※本フォーラムは、新型コロナウイルス感染症の県内の状況によっては、
急遽、無観客でのWEB配信のみ、
または開催そのものを取りやめる可能性があります。
日時:令和2年10月10日(土)13時30分~16時
費用:無料
参加方法
①シンポジウム会場への来場参加(事前申し込みが必要です。詳細は[申込方法]をご確認ください)
会場:沖縄県立博物館・美術館 3階講堂
②インターネットLive配信による視聴
(申し込み不要です。次の地域連携推進機構YouTubeチャンネルからご視聴ください)
https://www.youtube.com/channel/UCp7kCLEEARRcjEBGygkIjRg
プログラム
第1部:基調講演「首里城ー平成の復元、令和の再興」
高良 倉吉 氏
(琉球大学名誉教授:首里城復元に向けた技術検討委員会委員長)
下地 芳郎 氏
(沖縄観光コンベンションビューロー会長:首里城復興基本方針に関する有識者懇談会会長)
第2部:首里城再興学術研究プロジェクトについて
学内公募を経て採択された4つの研究プロジェクトの概要
第3部:総合討論
申込方法:来場参加を希望される方につきましては、
次のリンク先からコロナ感染防止対策などもご確認いただき、お申込みください。
今回は、80名の来場参加希望を先着にて受け付ける予定です。
https://res.skr.u-ryukyu.ac.jp/shurijo_symposium2020.html
【2 第2回 首里城復旧・復興推進本部が開催されました:沖縄県】———————————
8月27日、玉城知事を本部長とする「首里城復旧・復興推進本部」の第2回目の会合が開催されました。
会合では、復興基本計画案を議論する有識者懇談会を、今月から開催することが報告されたとのことです。
また、有識者懇談会の構成や、
その下に設置する部会を今年度中に3回開催することなども話し合われたようで、
いよいよ復興に向けた具体的な議論が始まりそうですね。
■首里城再建、寄付金で正殿の木材調達へ 有識者懇、来月初開催(琉球新報)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1181066.html
【3 首里城ネットWEBサイト トピック】———————————
1。首里城再建の寄付金は正殿の柱や梁に 沖縄県が使途決定(沖縄タイムス)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/623175
先ほどお伝えした「第2回 首里城復旧・復興推進本部」において、
首里城復興基金(寄付金)の使途を正式に決定したとのことです。
焼失した正殿などは国立公園であるため、
沖縄県が管理する基金を財源に資材を購入し、
その資材を国へ寄付するという段取りを踏むようです。
寄付された皆さまの想いが、
わかりやすい形で具現化する道筋が見えたことを素直に嬉しく感じるとともに、
調整に尽力された皆さまご努力に感謝したいと思うニュースでした。
□【首里城復興基金、第一弾の事業を確認!!】(沖縄県特命推進課公式Twitter)
https://twitter.com/okinawa_SMpref/status/1299160061235793920
2。沖縄県公式首里城復興HP開設!
[首里城がつなぐ過去から未来へ]
https://www.shurijo-fukkou.jp/
沖縄県が首里城復興へ関心を寄せる皆さまと思いを共有するため、
首里城を切り口とした情報や、
人々から寄せられた“思い”を発信していくホームページを開設したとのことです。
(TOPページには、私どもネットワークのバナーも設置いただいております!)
ホームページでは、火災からこれまでの状況の整理や、今後のスケジュール、
沖縄県に寄せられたメッセージ、関連イベント情報などが掲載されています。
□【県公式首里城復興サイト開設】(沖縄県特命推進課公式Twitter)
https://twitter.com/okinawa_SMpref/status/1300944042629373952
3.首里城の石垣に関する論文や書籍など
先日、NPO法人 首里まちづくり研究会の皆さまからお話をうかがう機会があり、
その際、首里地区の石積みの曲線の美しさが話題となりました。
意図的な丸みや反りから生まれる造形美がもたらす視覚的な効果や、
曲面や曲線を尊んだ思想、それが実現できた背景など、
とても興味深く思いましたので、関連する情報をご案内します。
①大型グスクから都市の石造文化へ――曲線・曲面と歪みの石造美
(NPO法人文化遺産の世界WEBサイト)
https://www.isan-no-sekai.jp/feature/20161003_02
[NPO法人文化遺産の世界]が刊行する冊子「文化遺産の世界」Vol.27に掲載された、
沖縄県立芸術大学名誉教授、安里 進先生の寄稿文です。
先生ご自身が撮影された写真が添えられた記述によって、
これまで意識していなかった曲線や曲面、歪みが、どのように取り込まれているのかを認識することができました。
文章そのものが、簡潔で分かりやすい平易な言葉でまとめられていますので、ぜひご一読ください。
□文化遺産の世界 Vol.27「琉球 歴史と文化」
https://www.isan-no-sekai.jp/list/vol27
掲載されている寄稿文
・[琉球王国・琉球王府]本学名誉教授 高良 倉吉 先生
・[大型グスクから都市の石造文化へ――曲線・曲面と歪みの石造美]沖縄県立芸術大学附属研究所 客員研究員 安里 進 先生
・[沖縄の墓について] 沖縄県立博物館・美術 田名 真之 館長
②論文[首里城石積みからの探究について](内閣府 沖縄総合事務局 国営沖縄記念公園事務所ホームページ/PDF形式 1.9MB)
http://www.dc.ogb.go.jp/kouen/shurijo/pdf/%E2%91%A3ronbun_03(2).pdf
具体的な記述も多く、論文でありながら、
研究者でなくとも読みこなすことができる、大変ありがたい資料です。
□正殿北側石積み復元整備の詳細(内閣府 沖縄総合事務局 国営沖縄記念公園事務所ホームページ/PDF形式 7.2MB)
http://www.dc.ogb.go.jp/kouen/shurijo/pdf/%E2%91%A1paneru.pdf
石積みがどのように発展したのか、石積遺構の写真などを活用した説明があり、
理解を深めるのに役立つと思います。
③「名城の石垣図鑑」(小和田哲男監修/二見書房)
城郭を支える石垣に着目した書籍で、首里城や今帰仁城の石垣についても取り上げられているようです。他の城と比べ、首里城にはどのような独自性があったのかを理解するのに役立つかもしれません。
「第1章 知っておきたい石垣の基礎知識」から始まり、名城と呼ばれる城の石垣について、石垣の積み方や築城者の知恵と工夫を解説しているようです。
□書籍情報(二見書房WEBサイト)
https://www.futami.co.jp/book/index.php?isbn=9784576200996
第15号でお伝えしたい内容は以上となります。
ネットワークの情報発信ツールとして、
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https://www.facebook.com/ShuriNet.Ryukyu
これまで活用してきたツールである、
WEBサイトやTwitter、このメルマガと併せて、
今後も、それぞれのツールの特性を活かした首里城関連情報を提供してまいりますので、
なにとぞ今後ともお付き合いくださいますようお願いいたします。
*このメルマガが不要な方は下記アドレスまでメールでご連絡ください。
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