学術ネットワーク Academic Network for Shurijo Reconstruction and Renaissance 琉球大学は、学術的な立場から首里城の再興に貢献します。

写真:河野哲舟

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首里城学術ネットワーク メールマガジン
No. 18 シンポジウム開催報告と首里城関連トピック(2020年10月16日)

━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.018━2020.10.16━

首里城学術ネットワーク メールマガジン

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*このメールは、首里城再興学術ネットワークのイベントに参加された方、

 沖縄県振興審議会委員等情報交換会ご案内メンバー、

 およびメール配信を希望された方などにお届けしております。

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こんにちは! 首里城再興学術ネットワークのメルマガ担当です。

 

10月も中旬になり、全国ニュースでは紅葉の見頃に関する話題が取り上げられるようになりました。

沖縄でも、朝夕の涼しさに秋の気配を感じるようになり、

日中の日差しは、まだ少し痛みを感じる強さではありますが、

日陰で受ける湿気のない爽やかな秋風を、

皆さまも心地良く感じておられるのではないでしょうか。

 

さて、今号のメルマガは、先週土曜日に開催したシンポジウムのご報告と、

首里城に関連した話題をお届けします。

 

 

【1 首里城再興学術ネットワークシンポジウム2020 YouTubeで公開中!】———————————

 

10月10日に開催したシンポジウムには、Live配信も含め、

学内外から多くの皆さまにご参加いただきました。

お忙しい中、お時間をとってご参加・ご視聴いただき、本当にありがとうございました。

当日の様子は、次の琉球大学地域連携推進機構のYouTubeチャンネルで視聴できます。

 

■[首里城再興学術ネットワークシンポジウム 2020](琉球大学地域連携推進機構YouTubeチャンネル)

https://youtu.be/G4Q3X0phQIw

 

西田 睦 学長からのご挨拶で始まったシンポジウムは、

第1部の基調講演において、

平成の復元計画を完遂し、令和の再興でも国の「首里城復元に向けた技術検討委員会」の委員長を務める

高良 倉吉 名誉教授と、

沖縄県の9つの基本方針に基づき、「見せる復興」や「琉球文化のルネサンス」などに取り組む、

「首里城復興基本計画に関する有識者懇談会」の座長である、

下地 芳郎 氏(沖縄観光コンベンションビューロー会長)にご講演いただきました。

 

続く第2部では、学内公募プロジェクト4件の概要を発表いただきました。

 ①複層的な首里歴史まちづくり -城下町首里の都市形成史-

  小野 尋子(工学部准教授)

 ②複層的な首里歴史まちづくり -歴史資源の多元性と新たな地図化-

  越智 正樹(国際地域創造学部教授)

 ③非破壊的な理化学分析による首里城瓦の製作技術の変遷の解明

  平良 渉(研究基盤センターポスドク研究員)

 ④首里城正殿再建に使用する県産木材の基準強度評価プロジェクト

  カストロ ホワン ホセ(工学部教授)

 

最後の第3部[総合討論]では、

木暮 一啓 理事(企画・研究担当)がファシリテーターとなり、

来場された皆さまやLive配信をご覧になられた皆さまからのご質問内容などをテーマに、

講演と発表をいただいた6名の皆さまと意見交換を行いました。

 

嵐のように過ぎたイベント後に、

先生方のお話を、YouTubeでじっくりと聞き返したのですが、

特に最後の総合討論における先生方の発言は、

それぞれが[学術が首里城再興に寄与できること]や、その意義を考えさせるものでした。

 

機材のトラブルや時間の延長などもありましたが、

登壇された先生方のご協力もあり、とても充実したシンポジウムを開催することができました。

この場を借りて、基調講演とプロジェクト概要を発表された6名の先生方に、深く感謝申し上げます。

 

 

【2 首里城ネットWEBサイト トピック】———————————

10月は焼失から1年ということもあり、ニュースやイベント情報も多くなってきたように思います。

 

1.赤瓦にマッチする原料は? 首里城再建で調査 あの地域の「クチャ」が最適だった(沖縄タイムス)

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/648151

 

 沖縄県工業技術センターが、再建する首里城の赤瓦の原料に適したクチャ(泥岩)を調査し終えたようです。

 調査したのは、那覇市石嶺町、南風原町、八重瀬町、南城市(大里、玉城)の5地点とのことですが、

 皆さまは、どこのクチャが最適だと思いますか?

 ここで地名を公表すると面白みが薄れると思いますので、

 正解は、↑↑リンク先↑↑のニュースをご覧ください!

 

 ※学内公募研究プロジェクトの1つである

  「非破壊的な理化学分析による首里城瓦の製作技術の変遷の解明」では、

  本学の瓦チームが、工業技術センターさまのご協力を得つつ、プロジェクトを進めています。

 

 □【参考】瓦チームと工業技術センターとの共同研究や、

  工業技術センターの「瓦」に関する研究報告を取りまとめたメルマガ第13号(ネットワークWEBサイト)

https://res.skr.u-ryukyu.ac.jp/mail_magazine13.html

 

 

2.10月17日(土)すいまち研[第2回 観光と首里まちづくりシンポジウム]ウェビナー形式で開催

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/011zmm119664c.html

 

 前号でインタビュー記事をご紹介した NPO法人首里まちづくり研究会(すいまち研)では、

 第1回シンポジウムや、3回に渡る専門家を招いたワークショップを通して

 首里城再建後の首里地区をどのようなまちにしたいのか、具体的な検討を進めています。

 そのまとめとも言える、第2回シンポジウムが、明日(17日)、開催されます。

 今回のシンポジウムは、無料のウェビナー(オンラインセミナー)形式で開催されるとのことです。

 ワークショップでの活発な議論が、どのように帰着するのか、とても興味深いです。

 

 □第1回シンポジウム(沖縄タイムス公式動画チャンネル)

https://youtu.be/uDa1mY40uuk

 

 □第1回から第3回までのワークショップのアーカイブ(すいまち研 YouYubeチャンネル)

https://www.youtube.com/channel/UCLHtrb_dSC8w_qj8nNZiAug

 

 

3.#つなぐ首里城 首里城への思いを共有しませんか?(沖縄県公式首里城復興サイト)

https://www.shurijo-fukkou.jp/tsunagu/

 

 沖縄県特命推進課が運営する沖縄県公式首里城復興サイトで、

 新しい取組がスタートしたようです。

 Twitterのハッシュタグ(#)機能を活用した写真や動画の投稿を呼びかけていて、

 首里城にまつわる思い出などが共有できるようになりそうです。

 投稿された写真は、サイトに掲載される予定のようですので、

 Twitterを使っていない方でも、公式サイトで[思い]を共有することができそうですね。

 投稿に関する注意点などは、↑↑↑ の公式サイトにてご確認ください。

 

 □沖縄県公式首里城復興サイト

http://oki-park.jp/shurijo/information/detail/5478

 

 

4.首里城復興イベントが実施されます!(沖縄県公式HP)

https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/doboku/koen/shuricatsle-revivalevent.html

 

 (一財)沖縄美ら島財団、沖縄総合事務局国営沖縄記念公園事務所では、

 首里城公園において、文化や歴史を尊重しつつ、

 現在の施設や環境を活かす各種の体験プログラムを企画しているようです。

 すでに申込みが始まっているイベントもありますが、

 プロジェクションマッピングや首里周遊ガイドなど、

 気になるプログラムが満載ですので、ぜひご確認ください!

 

 

5.首里城復興へ「燈」に願い 沖縄の企業14社 今月下旬からイベント(琉球新報)

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1200893.html

 

 オリオンビール株式会社の早瀬 京鋳 社長の呼びかけで、

 首里城復興を願う気持ちを沖縄の元気に変えようというプロジェクトが進んでいるようです。

 様々な業種の県内企業が参画するこのプロジェクトでは、

 10月下旬から11月中旬にかけて、パレットくもじ(那覇市)や首里城において、

 「燈」をコンセプトとする3つのイベントを企画しているとのことです。

 「燈」の文字から感じる、

 柔らかな温かみをもつ光のイメージと押しつけがましくないエールとが、

 イベントに参加する方や、情景を目にする方々の心に届くことを願います。

 

 

第18号でお伝えしたい内容は以上となります。

 

後学期がスタートし、少しだけ賑やかさを取り戻したキャンパスですが、

学生対応のある現場では、

感染防止対策に気が気でない毎日が続いていると思います。

コロナ疲れが癒えることもないまま、

大学では入試対応へと駆り立てられる日々に突入いたしますが、

季節の変わり目に体調を崩されぬよう、どうぞお気をつけください。

 

 

次号も首里城復興に関連したトピックをお届けしてまいりますので、

引き続きよろしくお願いします。

 

 

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