学術ネットワーク Academic Network for Shurijo Reconstruction and Renaissance 琉球大学は、学術的な立場から首里城の再興に貢献します。

写真:河野哲舟

*琉大学術リポジトリの「首里城」検索結果が表示されます

第14回 琉大未来共創フォーラム 首里城再興学術ネットワークシンポジウム 2022

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(11月7日にアップデートしました)

令和元年(2019年)10月31日の首里城の焼失から、やがて3年が経ちます。

沖縄県は令和3年3月に首里城復興基本計画を策定し、首里城の復元はもとより、首里城に象徴される沖縄の歴史文化の復興(ルネサンス)に取り組むという基本方針のもと、様々な関係者と方向性を共有し計画を着実に推進することを表明しました。今年の11月には正殿が着工します。

沖縄県立芸術大学は開学以来、伝統芸術の継承と発展に寄与する人材の輩出に貢献する中、継続開催している文化講座・公開講座を通じて沖縄の歴史・文化の理解と普及に努め、沖縄の歴史文化のルネサンスの一翼を担っています。

琉球大学は、首里城再興学術ネットワークを立上げ、県内の大学等を核に広範囲な学術ネットワークを構築することにより、教育・研究面で首里城再興に貢献することを目指しています。

そこで、行政、芸術、人材育成、学術の面から首里城復興と沖縄の歴史文化のルネサンスに関わっている沖縄県、沖縄県立芸術大学、琉球大学が合同し、関係者の協力を得て、シンポジウムを開催します。

プログラム

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講演要旨をご覧いただくことが出来ます。

日時・会場

開会挨拶:沖縄県立芸術大学長 波多野 泉(10:30~10:35)

 

第1部:口頭発表(10:35~12:30)

 

01 離島からみる首里城の歴史と文化に関する考古学的検討

                 -久米島の港と蔵元を中心に-

琉球大学 国際地域創造学部 講師 主税 英德

 

02 首里城美術工芸品の現状について~修理と人材育成~

沖縄美ら島財団 総合研究センター 琉球文化財研究室 室長 幸喜 淳

03 ヨーロッパに所蔵されている沖縄染織品調査について

沖縄県立芸術大学 芸術文化研究所 准教授 新田 摂子

 

04 首里「瑞泉」環境をSTEAM/SDGs教育に活用するプロジェクト

琉球大学 理学部 教授 古川 雅英

 

05 首里城正殿復元に向けた首里城瓦に関する調査研究(試作試験)

沖縄県 工業技術センター 環境・資源班 主任技師 花城 可英

06 未来の首里城等修復材の確保に向けた取組について

沖縄県 農林水産部 森林管理課 主幹 今田 益敬

 

07 首里杜地区のまちづくりについて

          -新・首里杜構想による歴史まちづくりの推進-

沖縄県土木建築部首里城復興課 主任技師 宮下 草伸

 

 

昼休憩(12:30~13:30)

 

第2部:ポスターセッション(対面のみ 13:30〜14:30)

*オンラインでのポスター発表はありません。

 

P01 首里城再興学術ネットワークの紹介

琉球大学 研究企画室 特命教授 昆 健志

 

P02 首里城美術工芸品の現状について~修理と人材育成~

沖縄美ら島財団 総合研究センター 琉球文化財研究室 室長 幸喜 淳

P03 ヨーロッパに所蔵されている沖縄染織品調査について

沖縄県立芸術大学 芸術文化研究所 准教授 新田 摂子

P04 琉球紙を含む和紙の繊維形状に着目した数理物理的解析と

                持続可能な研究エコシステムの開発

琉球大学 理学部 助教 小林 理気

 

P05 修学旅行生がWeb上で学べる「沖縄の伝統工芸」学習プログラムの開発

琉球大学 教育学部 教授 杉尾 幸司

P06 首里の地域探索-首里巡検の紹介

沖縄県立首里高等学校

 

P07 首里城正殿復元に向けた首里城瓦に関する調査研究(試作試験)

沖縄県 工業技術センター 環境・資源班 主任技師 花城 可英

P08 未来の首里城等修復材の確保に向けた取組について

沖縄県 農林水産部 森林管理課 主幹 今田 益敬

P09 破損瓦の機械的性質と高強度セラミックスへの再利用について

琉球大学 工学部 准教授 神田 康行

P10 首里城研究の国際・学術的研究成果とオープンサイエンスの構築

琉球大学 島嶼地域科学研究所 講師 山極 海嗣

P11 首里城正殿再建に使用する県産木材の基準強度評価プロジェクト

琉球大学 工学部 教授 カストロ ホワン ホセ

 

P12 首里杜地区のまちづくりについて

          -新・首里杜構想による歴史まちづくりの推進-

沖縄県土木建築部首里城復興課 主任技師 宮下 草伸

 

 

昼の部・開会挨拶:沖縄県知事  玉城デニー(14:30~14:35)

 

空手演舞(14:35~14:50):

         剛柔流 東恩納 盛男 先生、上地流 仲程 力 先生

 

第3部:基調講演(14:50~15:35)

復元と文化遺産の価値ー首里城正殿、ノートルダム大聖堂、

                 そしてウクライナ復興も見据えて

九州大学 法学研究院 主幹教授 河野 俊行

 

【講演概要】ノートルダム大聖堂が火災で大きく損傷した半年後、首里城正殿が焼失した。歴史や文化的価値など様々な相違にもかかわらず、人々の被災に対する反応は酷似していた。どちらの建造物も復元の方針が決まり、復元作業が進行中である。これらのことを通して、文化遺産の価値、復元の持つ意味を、個別の事例を超えて議論し、考える機会が与えられた。そしてここでの議論は、戦禍にさらされているウクライナで近い将来始まるであろう復興への貢献が期待できる。

 

休憩(15:35~15:45)

 

第4部:パネルディスカッション ~琉球文化遺産と首里のまちづくり~

(15:45~16:55)

口頭発表、ポスターセッションで紹介された様々な取り組み、基調講演での提言などを踏まえて、「琉球文化遺産」と「首里のまちづくり」について、さらに学術ネットワークの果たす役割について、パネリストからご発言いただきます。

 

① 河野 俊行(九州大学 法学研究院 主幹教授)

② 下地 芳郎(沖縄観光コンベンションビューロー  会長)

③ 森 達也(沖縄県立芸術大学 附属図書・芸術資料館 館長)

④ 高嶺 賢巳(沖縄県 土木建築部 参事)

⑤ 平良 斗星(NPO法人 首里まちづくり研究会 副理事長)

いのうえ ちず(首里染織館suikara 女将)

⑦ 木暮 一啓(琉球大学 理事・副学長:ファシリテーター)

 

閉会の挨拶:琉球大学長 西田 睦(16:55〜17:00)

 

歴史文化

工芸品

建材

まち

計画

教育

工芸品

教育

建材

まち

日時

令和4年11月13日(日)
10:30〜17:00(10:00受付開始)

(オンラインは10:15頃から接続可能)

 

開催形式

 ハイブリッド形式

 対面会場:沖縄空手会館

 オンライン:申込み後にお知らせします。

お申込み

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参加無料:

対面会場 定員50名(事前申込制・先着順)

オンライン 定員500名(事前申込制・先着順)

みなさまのご参加をお待ちしております。
首里城再興 学術ネットワーク 琉球大学 首里城ネットワーク担当 お問い合わせ先(メール)shuri_net@acs.u-ryukyu.ac.jp