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琉球大学では、首里城再興学術ネットワークの構築を進め、その活動の一つとして、今年度より4つの研究プロジェクトを開始しました。今回、その紹介を兼ねて令和2年10月10日(土)に沖縄県立博物館・美術館で第4回琉大未来共創フォーラム「首里城再興学術シンポジウム2020」を開催しました。
本シンポジウムはコロナ禍への対応として、感染拡大防止に配慮した対面と同時オンライン配信のハイブリッド形式で開催しました。来場者数は70名、動画再生回数は開催から2週間で1,000回以上です(琉球大学地域連携推進機構のYouTubeチャンネルで公開中)。
シンポジウムは三部で構成し、多岐にわたる首里城再興に関する課題を解決するために、学生、県民、関係機関、地域社会、そして様々な分野の研究者を巻き込んだネットワークのあり方と学術的な活動について議論しました。その中には、まちづくり研究の展開、周辺も含めた一体的な整備の進め方、教育、研究の振興と海外の研究者との連携、デジタルミュージアム構想、長期継続的な活動と様々な人が参加する場としての学術ネットワークへの期待などがあり、多岐におよびました。
今後は、これらのディスカッションの内容や研究プロジェクトの成果を基にして、学術ネットワークの活動を発展させていきたいと考えています。
※ 令和元年12月22日開催の「首里城再興緊急学術シンポジウム」の開催報告はコチラへ。
※ 琉大未来共創フォーラム:このフォーラムは、琉球大学のビジョン「地域とともに豊かな未来社会をデザインする大学」の実現に向け、地域社会とのコミュニケーションの場として位置づけており、本学と地域社会を結ぶ交流の場として一般の方々にも参加を呼びかけしております。
(当日の様子は動画で確認できます)
開会挨拶:琉球大学 西田 睦 学長
第1部:基調講演「首里城 ー平成の復元、令和の再興ー 」
1.高良倉吉 氏
(琉球大学名誉教授:首里城復元に向けた技術検討委員会 委員長)
2.下地芳郎 氏
(沖縄観光コンベンションビューロー会長:「首里城復興基本計画」に関する有識者懇談会 座長)
第2部:首里城再興学術研究プロジェクトについて
1.小野尋子 琉球大学 工学部 准教授
「複層的な首里歴史まちづくり ー城下町首里の都市形成史ー」
2.越智正樹 琉球大学 国際地域創造学部 教授
「複層的な首里歴史まちづくり ー歴史資源の多元性と新たな地図化ー」
3.平良 渉 琉球大学 研究基盤センター ポスドク研究員
「非破壊的な理化学分析による首里城瓦の製作技術の変遷の解明」
4.カストロ・ホワン・ホセ 琉球大学 工学部 教授
「首里城正殿再建に使用する県産木材の基準強度評価プロジェクト」
第3部:総合討論 学術ネットワークの拡大に向けて
ファシリテーター:木暮一啓 琉球大学 理事・副学長(企画・研究担当)
写真:講演中の高良名誉教授
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写真:講演中の下地会長
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オンライン配信は、琉球大学地域連携推進機構のYouTubeチャンネルからとなります(YouTubeのロゴをクリックまたは コチラ から)。
日時
令和2年10月10日(土)
13:30〜16:00(13:00開場)
会場
沖縄県立博物館・美術館3階 講堂
(沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号)
写真:西田学長
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写真:講演中の小野准教授
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写真:登壇者一同
写真:司会 小島 肇
地域連携推進機構 地域共創企画室 特命准教授