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新たな共用システムプログラム開始
文部科学省の委託事業である先端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入支援プログラム)に琉球大学が採択され、平成28年6月1日より開始しました。
このプログラムは琉球大学にある生命科学系機器の全学的な共有を目指すものです。
事業全体については文部科学省のホームページをご参照ください。
写真はプログラムの中心施設の一つになる戦略的研究プロジェクトセンターです。
キックオフシンポジウムに参加
文部科学省「先端研究基盤共用促進事業」キック・オフシンポジウム〜オープンイノベーションプラットフォームの形成に向けて〜 にて、戦略的研究プロジェクトセンターの青山特命助教と研究企画室の昆URAが、参加・ポスター発表をしてきました(9月6日@文部科学省)。
当日の資料は文部科学省のページよりダウンロードできます。
鳥取大学から来訪
10月12日、鳥取大学生命機能研究支援センターの難波センター長、森本副センター長、瀧コーディネーターの3名が、研究企画室と研究基盤センターが中心となって進めている先端研究基盤共用促進事業(新たな共用システム導入支援プログラム)を見学するために来学されました。
昆URAからの事業説明のあと、北食堂でのランチ、球陽橋を渡ってからの研究基盤センターの見学、研究担当の西田理事との情報交換などをおこないました。今後とも引き続き交流をしていく予定です。
2019年1月21日 新共用システムの成果報告会を開催します
終了
資料あり
琉球大学では平成28年度から文部科学省の先端研究基盤共用促進事業「新たな共用システム導入支援プログラム」による学内研究機器の共用化を進めてきました。今回、この3年間に取り組んできました本事業の成果報告会を開催します(詳しくはコチラ)。
日時:平成31年1月21日(月)13:30〜16:35
場所:琉球大学 50周年記念館
事前申込みあり(入場無料・当日参加歓迎)
(平成30年12月20日)
共焦点レーザー顕微鏡の操作説明会
新たに共用化される共焦点レーザー顕微鏡の操作説明会 を開催します。複数レーザーによる多重蛍光観察や、精度の高い3次元 観察が可能です。
日時:2月23日(木)10時〜、13時〜(終了)
(午前・午後とも同じ)
場所:分子生命科学研究施設(詳細はコチラ)
今回の共用化に際しては、利用者の方の操作説明会への参加が必須となっています。そのため、利用を希望される方は必ずご参加ください。
(平成29年2月20日)
共用機器を利用した研究紹介セミナー(終了)
昨年より新しい機器共用システムがスタートしました。そこで今回、様々な分野の研究者の方々に、実際に共用機器を活用した研究について紹介して頂きます。
ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしています!
(事前申し込み不要。機器見学あり)
詳しくはコチラへ。
【場所と時間】
6月13日(火) 13:00-15:30
琉球大学 亜熱帯島嶼科学拠点研究棟 3F 会議室(北食堂隣)
機器・分析技術研究会にてポスター発表しました。
2018年9月6日・7日に秋田大学で開催された「平成30年度 機器・分析技術研究会」において、研究基盤センターの泉水技術専門職員らによって本事業における機器共用の取り組みについてポスター発表をおこないました。
予約システム、利用料設定の計算方法、修理費の確保など、共用機器システムに関する様々な意見交換をすることができました。
タイトル:琉球大学における機器共用化の取り組み
発表者:泉水 仁・昆 健志・青山洋昭・八木沢芙美・儀間真一・平良 渉・山田 学・小渡志保子・比嘉正美・西田 睦
プログラム開始
キックオフシンポジウム
鳥取大学から来訪
成果報告会を開催します
共焦点レーザー顕微鏡
研究紹介セミナー
機器・分析技術研究会
図1。新たな共用システム導入の体制図。
図2。イルミナ社のシーケンサーMiSeq。環境中(例えば海水中)のDNAなどをまとめて分析して生物の種類を判定するメタバーコーディング技術などに威力を発揮しています。
● プログラム概要
琉球大学では、平成19年に「機器分析支援センター(現 研究基盤センター)」を設立し、主に化学系の機器を中心に共用システムを拡充することにより全学的な研究水準の向上を目指し、異分野融合研究の創出や部局横断型の産学官連携の活性化につなげてきました。
今回、新たに構築する共用システムは、生命科学分野の研究者が多数所属する、医学部・農学部・理学部海洋自然科学科(生物系)・熱帯 生物圏研究センター・戦略的研究プロジェクトセンターの5つの研究組織の共同で運営します(図1)。
これらの各組織には、DNA レベルや細胞レベルの生命現象を対象とする研究者が多数所属しています。しかしながら、その研究を支える高額な先端機器は、各組織・研究室に分散されて配置されているため、他組織の研究者によるそれら機器の利用には、今まで大きな制限がありました。
そこで、特に高額な先端機器の共用化を進めることで、分野横断的に様々な研究者が、それら機器を利用しやすくなることが本事業の目的のひとつあり、以下のような取組を行う計画です。
1。非接触型ICカードと学内LANを用いた機器利用システム
利用料金の課金や利用実績集計を自動化して、管理しやすい共用システムの実現を目指します。
2。利用者グループによる機器管理
機器ごとに利用者グループを作り、日々利用する研究者や学生自身が管理する体制を構築することにより、学生への教育効果も含めた効率のよい共用機器の運営を図ります。
3。成果データベースの整備と新規利用者の開拓
将来的には、先端機器の利用に二の足を踏んでいる研究者、新しいことを始めたい研究者などに対して、機器ごとにどのような研究成果がでているのか、またはどのような論文が公表されているのかなどの情報をHP等で示すなどして、新規利用者の開拓を進めます。以上のようなシステムの整備により、若手研究者自らが機器を使用して分析する環境が整えられ、若手研究者や学生等が機器を利用して研究技術を身につけられるようになります。
本学は熱帯・亜熱帯の島嶼に立地するため、生物多様性に恵まれており、国内外から多くの研究者が訪れます。共用システムにより利用できる機器が充実すると、フィールドワークを目的に本学に訪れていた研究者が、新鮮な試料の先端的分析・解析も行えるようになります。このことにより、本学がフィールドと分析能力の両方を兼ね備えた魅力ある研究機関となり、多くの国内外の研究者との共同研究が進むことが期待できます。特に、サンゴ礁、亜熱帯照葉樹林、マングローブ、そしてそこに生息する無数の生物群及び熱帯感染症等の研究を行う利用者が増加することで、本学教職員や学生と利用者との学術交流が生まれ、新たな学際的共同研究が誕生する機運の向上が期待できます。
図3。レーザーマイクロダイセクションの講習会風景。