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機構長からのあいさつ
研究推進機構の設立にあたって

西田 睦 にしだ むつみ

研究推進機構長

理事・副学長

(研究・企画戦略担当)

 世界と日本社会が大きくかつ急速に変化しつつある現在、社会において重要な役割を担う高等教育機関である大学は、この変化に的確に対応し、日本社会が、さらには人類が新たな時代を切り拓く上でますます大きな役割を果たすことが求められています。

 

 琉球大学がこうした期待に応えるために、基盤的研究の一層の推進、ならびに沖縄の地域特性を反映した熱帯・亜熱帯、海洋・島嶼、文化多様性・生物多様性、健康・長寿・国際感染症などに関わる特色ある研究(=とんがり研究)の特段の強化を図ることを目的として、平成27年1月1日に新たに研究推進機構が設立されました。

 

 この機構は、熱帯生物圏研究センターや国際沖縄研究所等の全学研究所・センター、博物館(風樹館)、機器分析支援センターに加え、新たな戦略的研究プロジェクトセンターならびに研究企画室から構成されています。これらの構成組織がそれぞれの活動を十全に進めることに加え、相互の有機的連携を強めることにより、より大きな働きをより効率的・持続的に行うことを目指しています。

 本機構の機構長は、学長の意を受けて研究担当理事が務めています。各専門分野を基盤とした学部や大学院研究科を縦軸とすると、本機構の活動はそこに個別の専門分野を超えた視点から、いわば横串を通す機能を果たすものであると言えるでしょう。これら、縦軸の活動と横軸の活動をうまくかみ合わせることにより、本学の研究活動がより総合的に幅広く活発に展開することが期待されます。

 

 上に述べた既存組織の有機的連携の強化ということはたいへん重要ですが、本機構が設立された意義はそこにとどまりません。この機に新たに設置された2つの組織(戦略的研究プロジェクトセンターと研究企画室)の存在も、この機構の重要な特色です。ここで、新規の2つの組織について少し説明いたしましょう。

 

 まず戦略的研究プロジェクトセンターですが、これは本学の研究水準の向上のため、大型の研究経費によって実施される特色ある戦略的研究プロジェクトを推進し、その中核となる研究者が研究に専念できるように支援することを目的としています。従来の学問分野の枠を越えた研究プロジェクトを効果的に推進する上で、既存の学部や研究科の枠を越えた本センターのような場が存在することの意義は、容易に理解できるものと思います。すでに、学長リーダーシップ経費による6つのプロジェクトが所属して、それぞれユニークな研究活動を開始しています。

 

 もう1つの新しい組織は、本学に初めて導入された高度専門職員であるリサーチ・アドミニストレータ-(URA)が所属する研究企画室です。当研究企画室では、科学技術・学術政策の動向の分析・把握、競争的資金に関する情報収集と申請支援、研究プロジェクトの企画支援や進捗管理支援、研究成果の発信支援、研究倫理向上の支援など、幅広い活動を活発に開始しています。これらの活動を思い浮かべていただければ、いずれも重要であるにもかかわらず、従来の教員や事務職員の手ではほとんど対応できていなかったものばかりであることに改めて気づかされるのではないでしょうか。

 

 本研究推進機構には研究推進会議が設置されています。これは、機構を構成する諸組織の長と、各学部等から推薦のあった研究企画員等が構成員となっており、本学の研究推進全般の企画や点検を行うとともに、研究推進機構の活動を推進する上での重要事項を審議します。また、地域社会で活躍されている方や本学が重視する学問分野等の第一人者を学外から迎えた研究推進アドバイザー会議が設置されます。学外の有識者による大所高所からの意見は、本学の研究を推進する上で非常に有意義であると考えられます。

 

 大学全体にいま求められている要請の大きさから考えれば、本機構の設立は小さな一歩に過ぎないのかもしれません。しかし「千里の道も一歩から」。この機構設立を契機にして、琉球大学の研究水準がさらに高まるよう、努力していく所存ですので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。また、本学の研究推進に関してご意見や新しいアイデアなどがあれば、お近くの機構メンバーあるいは大学本部の研究推進課まで遠慮なくお知らせください。

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