研究企画室(URA室) >プロジェクト運営 >沖縄県の持続的発展を目指して
本プロジェクトでは、再生エネルギーを利用し、ランニングコストの削減を実現する養殖施設を沖縄県中城村の浜漁港内に建設し、令和2年度に本格稼働しました。
水無し活魚輸送の実証試験後、国外(主に中華圏)への本格輸出を実現することで、中城村ひいては沖縄県の漁業における経済的安定性の確保を目指しています。
本プロジェクトは、SDGs(持続的な開発目標)の目標1「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」、目標2「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する」、目標12「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」、および目標14「海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する」の達成に寄与する事も重要視しており、本プロジェクトにおける事業化が軌道に乗れば、沖縄県と類似環境圏にある国々の問題解決に貢献できると考えています。
施設概要
養殖池
半閉鎖循環式陸上養殖と再生可能エネルギー
沖縄県(科学技術振興課)の島嶼型エネルギー基盤研究事業公募の研究テーマとして、持続可能な社会の構築に寄与するべく、再生可能エネルギーの効率的な蓄電研究と、蓄電されたエネルギーを将来的に持続可能な水産資源生産の技術(半閉鎖循環式陸上養殖技術)に応用する研究として選定されました。
平成29年度の採択を受け、研究をスタートしました。平成30年度も沖縄県の支援を受け、応用研究を実施し、令和元年以降も継続して研究を進めています。
養殖施設の南側に隣接する
再生可能エネルギー施設
新しい陸上養殖の開発〜ヤイトハタ養殖の現況(令和2年8月現在)
安定的かつ高効率の閉鎖循環型の陸上養殖システムの研究開発を行っています。そのシステムを用いた無駄を省いた海洋生物の生産技術の開発も進め、東アジア・東南アジア諸国での高級魚で、南方系の重要養殖対象魚種であるヤイトハタ(ミーバイ)を対象魚としています。
それらの成果の一つとして、ヤイトハタの出荷までにかかる期間を短縮する技術開発と新しい飼料の開発を目指しています。
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