学術ネットワーク Academic Network for Shurijo Reconstruction and Renaissance 琉球大学は、学術的な立場から首里城の再興に貢献します。

写真:河野哲舟

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No. 47 首里城関連トピックのご案内(2022年6月29日配信)

━━━━━━━━━━━━━━━ vol.047 ━ 2022.6.29 ━━

首里城学術ネットワーク メールマガジン

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*このメールは、首里城再興学術ネットワークのイベントに参加された方、

 沖縄県振興審議会委員等情報交換会ご案内メンバー、

 およびメール配信を希望された方などにお届けしております。

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こんにちは! 首里城再興学術ネットワークのメルマガ担当です。

 

沖縄ではようやく梅雨が明け、待ちに待った青空がまぶしい季節になってまいりました。

大学構内を歩いていると蝉の声があちこちから聞こえてきて、

それがまた、暑さをいっそう際立たせています。

私は毎年この時期になると「もうすぐで沖縄の本格的な夏が始まるなぁ」

なんて心が躍る思いがしますが、読者の皆さまはいかがでしょうか。

「暑くてちょっと・・・」、という声が聞こえてきそうですが、

蝉に負けないように夏を謳歌しましょう!

 

さて、今号のメルマガでも沖縄の暑さに負けない熱いトピックをお届けします!

 

 

■首里城復元へ完成祈願イベント開催について

(CATCHYウェブサイト)

https://www.qab.co.jp/news/20220527151631.html

令和首里城復興イベント実行委員会の第2回会合が5/27に開かれました。

また、11月には首里城の復元工事の開始時に完成祈願を目的に開催する

「木曳式※(こびきしき)」のライブ配信も行われるようです。

今回は正殿工事に使われる材木を、調達先の国頭村から首里城公園まで

自動車で運ぶとのことです。

「木曳式」には、長さ9m、重さ2~4tにも及ぶ「オキナワウラジオガシ」を

使用するとのことなので、皆さまもぜひチェックしましょう!

また、令和首里城復興のイベントタイトルやロゴマークも一般公募で

選ばれましたが、どちらも東京都在住の方の作品だそうで、

県外の人にもイベントに関心を持ってもらえていることがわかり、

嬉しくなりました。

 

○イベントタイトル・ロゴマークについて

(琉球新報ウェブサイト)

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1524493.html

 

※木曳式:琉球王国時代に首里城の建設木材を搬入する際に行われた祭事

 

■首里城正殿遺構の保護作業に着手

(FNNプライムオンライン)

https://www.fnn.jp/articles/-/369788

11月に着工する正殿復元工事による傷を防ぐため、正殿地下に眠る

基壇遺構の保護作業が始まりました。

「基壇」というのは建物を支える基礎のこと、そして600年にも渡って

正殿を支えてきたこの基壇こそ世界文化遺産なのです。

首里城と聞くとあの色鮮やかな建物を真っ先に想像すると思います。

そのため世界文化遺産に登録されたのは、あの建物だと勘違いしている人も

中にはいらっしゃるんじゃないでしょうか。

首里城について正しい知識を学ぶ良い機会だと思いますので、ぜひご覧ください。

遺構を再び見ることができるのは、正殿完成予定の2026年、

そのときまでしばしのお別れです。さようなら、また会う日まで。

 

■沖縄県のご当地ナンバー「首里城ナンバープレート」について

(琉球新報ウェブサイト)

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1533330.html

沖縄県は首里城復興推進本部会議において、首里城(那覇市)の図柄入り

ナンバープレートを導入する計画を公表しました。

実現したら沖縄県ではなんと初のご当地ナンバーであるとのこと!

また、カラー版とモノトーン版があり、プレートを発行する際に1000円以上の

寄付があるとカラー版を選択できるようです。

東京オリンピックのナンバープレートを目にすることがありますが、

この首里城ナンバーも同じように街中で見かけるようになりそうで非常に楽しみです。

もし私が発行するなら、ナンバーは琉球王国が成立した1429年の4桁、

もしくは、紅に染まった首里城の瓦を表す「9071」を使いたいものです!

 

■沖縄復帰50年記念特別展「琉球」開催!

(紡ぐプロジェクト 公式ウェブサイト)

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/ryukyu2022/

5/3~6/26に東京国立博物館で開催されていた特別展が、

7/16~9/4に九州国立博物館でも開催されます。

5月に復帰50年を迎えた沖縄は、かつて琉球王国として独自の歴史と文化を育み、

その歴史と文化を今に伝えてきました。

特別展「琉球」では、琉球・沖縄の文化財の展示を通して、

アジアにおける琉球王国の成立とその特色について紹介しています。

展示の中には、最盛期とさせる18~19世紀の首里城の様子を、

CG映像で復元し、上映しているものもあるようです。

残念ながら県外での開催で気軽に訪れることは叶いませんが、

沖縄について知る良い機会になればと思います。

ちなみに、こちらの特別展には約500ページにもわたる図録が発刊されており、

私は実際に手に取って見る機会に恵まれました。琉球の歴史と文化が

これでもかというほど詰まっており、琉球の歴史の深さを感じずにはいられませんでした。

 

■おまけ♪

(沖縄タイムスウェブサイト)

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/965831

皆さんはバリケンという鳥をご存じでしょうか。

首里城公園には龍潭池という池があります。そこに住んでいる珍しい鳥、

それがバリケンです。

そんな鳥たちのかわいらしい写真を見つけました。少しでも癒やしを

感じていただければ・・・なんて思います。

私は小さい頃、こちらの池に遊びに連れていってもらったことがあり、

バリケンを必死に追いかけ回していたような気がします笑

 

 

今回のトピックは以上になります。

いかがでしたでしょうか、何か関心を引いた記事があれば嬉しく思います。

首里城復興に向けて一歩一歩着実に歩みを進めていくその姿は、

沖縄の究極の魂を感じさせ、たくさんの人に勇気や希望を与えていることでしょう。

私自身、メルマガを担当したからこそ、いろいろな情報を知り、新しい発見がありました。

夏至を過ぎ、外の明るさに惑わされ「え、もうこんな時間なの!」とびっくりすることが多い今日この頃。

皆さんもこれからの夏に向けて、生活リズムを崩さないように気をつけながら、

良い夏を過ごしましょう!

 

 

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