学術ネットワーク Academic Network for Shurijo Reconstruction and Renaissance 琉球大学は、学術的な立場から首里城の再興に貢献します。

写真:河野哲舟

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No. 41 首里城関連トピックのご案内(2022年2月4日配信)

━━━━━━━━━━━━━━━ vol.041 ━ 2022.2.4 ━━

首里城学術ネットワーク メールマガジン

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*このメールは、首里城再興学術ネットワークのイベントに参加された方、

 沖縄県振興審議会委員等情報交換会ご案内メンバー、

 およびメール配信を希望された方などにお届けしております。

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こんにちは! 首里城再興学術ネットワークのメルマガ担当です。

 

立春を迎えたものの、まだまだ寒さの残る季節、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

ここ沖縄でも気温の低い日が続いていますが、

小さな春の気配の訪れも感じはじめています。

 

今年は沖縄が本土に復帰して50周年を迎える年です。

本土に復帰して半世紀、

このような節目となる年なので、

沖縄の歴史について少し振り返ってみたくなりました。

今号では歴史を副題に、復帰50周年に関連する

トピックと併せてお届けしたいと思います。

よんなーよんなー(※)お付き合いいただけると嬉しいです!

 

(※)よんなーよんなー:沖縄の方言でゆっくり焦らずにの意

 

 

【1 首里城とともに歩んできた沖縄の歴史 】———————————

 

■ 王朝文化と都市の歴史

 (那覇市歴史博物館ウェブサイト)

 http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/history

 歴代の王統についてまとめているページが設けられています。

 歴代の国王たちの解説を読んでいると、

 さらに掘り下げて知りたくなります。

 

■ 約450年間にわたり、日本の南西諸島に存在した王制の国

 (首里城公園ウェブサイト)

 https://oki-park.jp/shurijo/about/186

 初代国王尚円(しょうえん)から19代目の国王の尚泰(しょうたい)まで、

 約450年も続いた歴史は江戸時代よりも長い歴史があります。

 沖縄に生まれ育ったものの、なかなか琉球・沖縄の歴史を学ぶ機会を

 得てこなかったので、継続して学んでいきたいです。

 

■ 「日本の多様性としての沖縄--歴史・文化の視点から」

 (外務省ウェブサイト)

 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/koryu/kuni/jigyo/summit/culture/ryukyu.html

 20年以上前の記事にはなりますが、

 九州・沖縄サミットと同じ年の2000年に実施された、

 本学名誉教授 高良 倉吉 先生の講演に関するページです。

 20年以上経った今でも、示唆に富む内容でしたので紹介させてください。

 

■ 歴史概要(がいよう)

 (沖縄県ウェブサイト)

 https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/land/koryu/gaiyo.html

 漢字に付されたフリガナに子供たちへの優しさが感じられます。

 大交易時代の那覇港ではどのような言葉が飛び交っていたのだろうと、

 タイムトラベルしたい気持ちに駆られました。

 

■ 琉球王国の象徴『首里城』とは? 『首里城』の歴史と琉球王国繁栄の秘密

 (ベネッセ教育情報サイト)

 https://benesse.jp/contents/history/syurijyo/

 「首里城正殿は紫禁城を見本としていると言われている」

 との説明書きに目が留まりました。

 紫禁城の写真を探して見てみると、

 確かに首里城に形が似ているように見えます。

 紫禁城正殿正面に広がる広場はまるで、うなー(御庭)のようです。

 

〇 紫禁城の見取図と画像が掲載されています!

(東京富士美術館ウェブサイト)

https://www.fujibi.or.jp/assets/files/exhi/chijonotenkyu/about.html

 

 

【2 首里城関連イベント&トピックス】———————————

 

■ 首里城公園に鮮やかヤブツバキ 今月いっぱいが見頃

 (琉球新報ウェブサイト)

 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1458240.html

 ヤブツバキを目的に首里城公園まで足を延ばしてみたところ、

 雨滴のついた綺麗なヤブツバキを見ることができました。

 花を愛でていると嬉しいことに、バリケンというカモ科の鳥類が

 ゆっくり近づいてきて7羽ほどに囲まれました。

 首里城公園を歩いていると、動植物に癒されます。

 

〇 ふわふわ「ピーピー」バリケンのひな 首里の龍潭で愛らしく

(琉球新報ウェブサイト)

https://ryukyushimpo.jp/photo/entry-1308465.html

 

■ 沖縄本土復帰50年 つなぐ未来へ

 (NHKウェブサイト)

 https://www.nhk.or.jp/okinawa/fukki50/

 沖縄の先人たちが背負ってきた

 歴史の記憶と思いを次世代につなぐ番組やイベント情報を

 発信する特設サイトです。

 離島が特集された回もいくつかあり、石垣島を特集した回では、

 鷲ぬ鳥節(ばすぬとぅるぶし)という八重山民謡の演奏を聴くことができます。

 曲の成り立ちも解説もされています。

 

■ 「首里城復元に向けた技術検討委員会」報告会に参加しました!

 (首里城公園ウェブサイト)

 https://oki-park.jp/shurijo/information/detail/6620

 内閣府沖縄総合事務局主催の技術検討委員会が先日開催されました。

 復元について検討を進めるために、

 実に多くの研究や調査が行われていることを実感する報告会でした。

 

〇 首里城復元に向けた技術検討委員会報告会配信映像

(首里城 復元に向けた技術検討委員会 報告会YouTubeチャンネル)

https://www.youtube.com/watch?v=lPm-_2pbAG0

 

〇 報告会資料が掲載されています

(首里城公園ウェブサイト)

https://oki-park.jp/shurijo/information/detail/6620

 

 「100パーセント解決できる答えはなかなか見つからないけれど、

 それでも努力をして、先人たちの成果と向き合う」

 という趣旨の高良委員長の御発言に、

 復元に対する委員の方々の強い思いを感じました。

 また、大龍柱に関する質問も多く寄せられた報告会でもありました。

 

 私どもネットワーク事務局メンバーも会場に足を運び、

 オンライン上では感じえないライブ感の中、

 報告会全体をとおして参加者皆さまの関心度の高さを肌で感じました。

 個人的には意見を異にする両方面での調査研究が進むことで、

 復元に資する新たな知見の発見を期待することくらいしかできないのですが、

 今回の報告会のように委員の皆さまのお声で検討状況や今後の計画について

 県民・国民に直接語りかけ、自分事として復元について考えることができる場を

 設けていただけたことが素直に嬉しく思いました。

 

■ 首里那覇市・川崎市友好都市締結25周年記念企画展「那覇を詠んだ詩人・歌人たち」

 (那覇市歴史博物館ウェブサイト)

 http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/archives/news/202201072

 首里城を詠んだ歌もあるのではと思い探しに行ってみると

 期待どおり首里を詠んだ歌が数点モノクロ写真付きで展示されていました。

 どれも情緒豊かなものでしたが中でも、

 「常盤なす あかぎの緑 日に映えて 首里の都は 水うつくしき」

 という詩を読んだとき、アカギに赤と緑、首里に弁柄色、水に青色が想起され、

 白黒写真を心の目ではカラーで見ることができました。

 企画展は3月7日まで開催しています。

 

 最後にもう一点だけ触れさせてください!

 博物館の別の展示スペースには、戦前昭和の那覇大門前(ウフジョーメー)通りの

 縮尺1:100の復元模型がありました。

 人力車や馬車、路面電車の走る西洋風のモダン建物が立ち並んでおり、

 想像していた那覇の雰囲気とは異なる街並みが細部まで再現されていました。

 当時詠まれた琉歌・和歌、そして写真などから、

 歴史の一端を垣間見ることができます。

 

 

新聞を読んでいると、沖縄が日本に復帰した1972年の様子を

白黒写真で紹介するコーナーを見つけました。

日曜除き毎日掲載されるので、

「50年前はどのような出来事が起きたのだろう」と、

記事を読むのが最近のマイブームになりつつあります。

 

さて、今回は沖縄本土復帰50周年に関連する

コンテンツを交えながらのお届けとなりましたが

いかがでしたでしょうか。

 

これからも、皆さまに関心を持っていただける話題をお届けいたします。

引き続き、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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