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━━━━━━━━━━━━━━━ vol.040 ━ 2022.1.17 ━━
首里城学術ネットワーク メールマガジン
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*このメールは、首里城再興学術ネットワークのイベントに参加された方、
沖縄県振興審議会委員等情報交換会ご案内メンバー、
およびメール配信を希望された方などにお届けしております。
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こんにちは! 首里城再興学術ネットワークのメルマガ担当です。
ここ数年、新年の挨拶をSNSで済ませていましたが、
今年は一念発起、数年ぶりに年賀状を書いてみました。
年が明け数日後、投函したハガキに差出人(私)の名前を書き忘れていたことに気付き、
すべての送付先にSNSで知らせる結果になるという慌てぶりを発揮した年の初めとなりました。
「人ノ常情タル、一タビ覚エタル便利ハ、又棄ツルヲ得ズ」
みなさまはどのような年末年始になりましたでしょうか。
さて、年末から年始にかけて首里城関連のイベントが行われ、
数年ぶりに現地会場で生の空気を感じることができた方も多かったのではと思います。
今号では年末年始に行われたイベント関連の中からオンラインで楽しめるコンテンツを中心に、
季節の話題と絡めてお届けします。
ムーチービーサー(※)の冬ごもりに是非ご覧ください!
※ムーチービーサー(鬼餅冷え):沖縄の伝統行事、ムーチー(鬼餅)の季節に来る冷え込みの意
【1 オンラインで楽しむ首里城関連トピック】———————————
■ 琉球の美 -首里城で感じる“ホンモノのモノ” 配信映像公開中!
(一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室ウェブサイト)
https://www.youtube.com/watch?v=xCcuPx0Y6x4
琉球の美 -首里城で感じる“ホンモノのモノ” の映像が公開されています。
首里城破損瓦利活用アイデアに基づき、
会場の舞台空間の一部には破損瓦が使用されたようです。
〇『Una-』(御庭)プロジェクト ~首里城破損瓦活用~
(一般社団法人 琉球伝統芸能デザイン研究室YouTubeチャンネル)
歴史、紅型、料理、舞踊などの各専門家による
解説や実演がプログラムされており、
非常に贅沢なコンテンツでしたので、
プログラムの中からいくつかピックアップして紹介させてください。
〇 “琉球史”の解説(36:30~)
「琉球の文化というものは、外交的に苦労した時代に育まれたもの」、
「その文化は、沖縄戦の後、精神的な支えとなったもの」
という解説に、文化の尊さを感じました。
〇 “琉球びんがた”の解説(50:35~)
踊り手たちが戦後の材料が乏しい状況のなか、
衣装をどのように作成していたのか、
その物語は涙ぐましいものがあります。
「衣桁にかかった状態と、実際に舞踊家が着衣した時の柄に注目してほしい」
という解説者のお話を念頭にプログラム後半の舞踊家による実演を視聴すると、
より深い鑑賞ができるように思います。
〇 “琉球料理”の解説(1:35:30~)
琉球菓子は当時161もの種類があり、
現代に受け継がれ私たちが楽しむことができるものはその一部とのことです。
料理も次の時代へ自然と受け継がれるものではなく、
文化・伝統の一部として、方言や音楽などと同じように
「受け継いでいくもの」であることを知りました。
〇 “琉球伝統芸能”鑑賞(1:49:00)
琉球古典音楽、そして三線歌と踊りの世界に浸っていると、
時間の流れがゆっくり流れているように感じます。
〇 ダイジェストバージョン(約1分)・じっくり楽しめるフルバージョン(約5分)
(一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室ウェブサイト)
https://ryu-design.or.jp/ryukyu-no-bi/honmono-no-mono/
雰囲気だけでも、という方は1分と5分にまとめられたダイジェスト版も公開されています!
■ RBC NEWS「首里城で「新春の宴」平和と安寧願う」
(RBC NEWS YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/watch?v=BGsYUd4gAVs
インタビューを受けている男の子のようにそれぞれの時代の子供たちが
このような催し物に参加することで琉球の文化・伝統や歴史を吸収し、
現在に連綿と繋いできているのだと実感しました。
【2 ムーチーのむぬがたい(物語)と首里 】———————————
沖縄にはムーチー(鬼餅)と呼ばれるお菓子があり、
旧暦12月8日に健康祈願のため、ムーチーを食べる伝統行事があります。
ムーチーの由来を調べてみると面白く、首里とも関係があることがわかりましたので、
少し紹介したいと思います。
■ ムーチーの由来
(首里あるきウェブサイト)
http://shuri-aruki.jp/folklore/moochie.html
ムーチーにまつわる民話については、
幼少のころに教えてもらった記憶がなんとなく残ってはいるのですが、
改めて調べてみると「こんな由来があったのか!」
と面白く、一気読みすることができました。
鬼退治の舞台となったと言われている御願所(ウガンジョ)が首里にあるようです。
ウォーキングの目的地がひとつ増そうです。
■ きょうムーチーの日 菓子店では行列も
(RBCウェブサイト)
子供が生まれた家でムーチーを親戚に配る風習は、
親戚との絆を殊に大切にする沖縄文化の特徴を反映しているように感じました。
1月の寒い日には少し甘めのムーチーを食べて、
子供から大人まで英気を養いつつ、春の訪れを待ちたいですね!
【3 首里城関連イベント&トピックス】———————————
■ 塩田千春インスタレーション「いのちのかたち」 那覇文化芸術劇場「なはーと」こけら落としを祝い、首里城復興を願う
(美術展ナビウェブサイト)
https://artexhibition.jp/topics/news/20211207-AEJ592950/
最近那覇にオープンした那覇文化芸術劇場なはーと(※)にて、
破損した瓦を使ったインスタレーションが2月20日(日)まで展示されています。
展示場に足を踏み入れると、瓦一つ一つに結ばれた赤い糸が天に伸びる光景が広がっており、
瓦に命が吹きこまれている、そのような印象を受けました。
※なはーと:「那覇(Naha)市の心(Heart)を揺るがす芸術(Art)の発信拠点が人々に親しまれ、
文化芸術が発展するように」との願いが込められた名称
■ 首里城正殿の扁額、黄色基調の可能性 新たな史料発見 デザイン変更も
(FNNプライムオンラインウェブサイト)
https://www.fnn.jp/articles/-/288989
首里城の扁額は赤色という固定観念が自身刷り込まれていたため、
どのように受け止めるべきか個人的にはまだ立ち往生しているのですが、
今後の検討状況についても引き続き注目していきたいです。
〇 第2回「首里城扁額製作検討委員会」の資料が公開されています
(沖縄県ウェブサイト)
■ 首里城復元に向けた技術検討委員会 報告会の開催について
(沖縄総合事務局ウェブサイト)
https://bit.ly/3Fiwga8
前号でもお知らせしており定員に達している模様ですが、
今月末に開催が予定されていますので、今号でも掲載します!
〇日 時:令和4年1月30日(日)13:30~16:30
〇会 場:沖縄県立博物館・美術館 及びライブ配信
〇主 催:内閣府沖縄総合事務局
〇定 員:講堂160名(博物館講座室55名)
※講堂が定員に達しましたら、サテライト会場の講座室での映像視聴になります。
〇申込方法:https://tayori.com/f/shurijo-hokokukai/ より必要事項を入力してください。
〇申込期間:令和3年12月24日(金)10:00~令和4年1月17日(月)17:00
■ 【速報】現代版組踊「肝高の阿麻和利」卒業公演2022 開催決定!
(あまわり浪漫の会ウェブサイト)
https://www.amawari.com/%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%83%85%E5%A0%B1/
前号では勝連城跡をトピックに取り上げましたが、
その勝連城跡の中心人物、阿麻和利の半生を描く現代版組踊の開催が予定されています。
阿麻和利、ひいて組踊については、調べれば調べるほどに魅力あるものに思えてきており、
組踊にも足を踏み入れてしまいそうな自分を抑えることができません。
〇 現代版組踊「肝高の阿麻和利」とは
(あまわり浪漫の会ウェブサイト)
年明けから、いよいよ身を潜めていた新たな変異株が急拡大しています。
受験を控えている受験生のことを考えると応援したい気持ちと同時に、
受験シーズンと変異株の拡大が重なっていることについては
やるせない気持ちが少なからず湧いてきます。
個人的に日常生活でできることはと言えば、マスクを着用する、手洗いうがいを徹底する、
換気をするなど基本的なことばかりですが、意識して習慣づけていきたいです。
厚労省のウェブページに、効果的な手洗い、マスクの着用方の動画が掲載されています。
〇 新型コロナウイルス感染症の予防
(厚生労働省ウェブサイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00094.html
おかげさまで本メルマガも本数を重ね、40号の発行となりました。
今年は数年ぶりに御御籤も引いてみると大吉の文字。
本メールマガジンの読者の皆様にも吉が波及してほしいと願いを込め、
みくじ掛けにはくくらずに持ち帰りました。
本年も皆様にとって多くの吉が訪れますようお祈り申し上げますとともに、
節目の50号に向けて一月2本のペースで発行しています本メルマガのご愛好を、
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
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