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━━━━━━━━━━━━━━━ vol.039 ━ 2021.12.23 ━━
首里城学術ネットワーク メールマガジン
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*このメールは、首里城再興学術ネットワークのイベントに参加された方、
沖縄県振興審議会委員等情報交換会ご案内メンバー、
およびメール配信を希望された方などにお届けしております。
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こんにちは! 首里城再興学術ネットワークのメルマガ担当です。
数か月間お休みしていた三線のお稽古に久しぶりに顔を出したところ、
お師匠さんから、「背伸びたね!」と
冗談交じりで緊張のほぐれる第一声をいただきました。
秋の食欲のためか体つきがほんの少し良くなってきたことを
心なしか嬉しく感じています。
年中比較的温暖な気候の沖縄も冬本番。
そしてもういくつ寝るとお正月!
師走さながら今号ではサラッと軽やかなテンポで駆け抜けます。
最後までお付き合いください。
さて、これまで担当した号を振り返ってみると
首里城のメルマガなので当然と言えばそうなのですが、
首里城にばかり焦点を当てていたように感じ、
気付けば沖縄本島中部にある城跡のひとつ、
勝連城跡に向かうべく車に乗り込んでいました。
というわけで今号では、
年末年始は城跡巡りをして過ごしてみてはどうだろう、
他の城跡に視点を移してみることで何か新たな発見があるかもしれない、
そのような思いから、沖縄本島の城跡、
今回は沖縄本島中北部の城跡をいくつか絡めてお届けしたいと思います!
【1 シンポジウムの振り返り会議を行いました!】———————————
10月に開催しましたシンポジウムについて、
参加者の皆様から頂戴しましたアンケート結果をもとに
沖縄県、沖縄県立芸術大学、琉球大学の関係者間にて
三者合同の振り返り会議を行いました。
振り返り合同会議では、首里城に関する情報発信の方法、
地域別参加者数や年齢層のデータを鑑みた次回シンポジウムの
構成についてなど、次年度の活動に繋がる多くの御意見を
様々な視点から頂戴することができました。
話題は少し飛躍しますが、2022年は10月から11月にかけて、
世界のウチナーンチュ大会や美ら島文化祭が開催されます。
〇 美ら島おきなわ文化祭2022 第37回国民文化祭 第22回全国障害者芸術・文化祭
(美ら島おきなわ文化祭ウェブサイト)
https://okinawa-bunkasai2022.jp/
〇 第7回世界のウチナーンチュ大会
(第7回世界のウチナーンチュ大会実行委員会事務局ウェブサイト)
「このようなイベントと連携することで、
海外からの参加者も見込めるのではないか」
「専門的な研究分野に絞らず、文化芸術の要素をより一層取り入れることで、
若年層や一般の方々が気軽に参加しやすい場を作ることができるのではないか」
という二つの御意見には、個人的に腑に落ちるものがありました。
〇 2020世界のウチナーンチュの日 オンライントークイベント
(世界のウチナーネットワークYouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/watch?v=UmxoNcN_OB4&list=PL66Vcpc9oHc1qXJNa_dFPS_gwRX4J-iQ7
メルマガ第19号でも紹介しているオンライントークイベントのアーカイブスとなりますが、
関連映像としてもう一度紹介させてください!
多言語字幕が表示されるので視聴者の幅がグッと広がりそうです。
振り返りではとても有難いことに、私どもの発行するメールマガジンに対しても
「もっと発信していけると良いのではないか」
と熱い期待の御言葉を頂戴することができました。
感謝の気持ちと併せて、今後の励みにしていきたいです。
【2 年末年始は城跡巡りでハイキング&リフレッシュ! 】———————————
■ 2022年1月3日(月)まで無料開放!
あまわりパーク 勝連城跡で歴史や文化について学ぼう♪
(一般社団法人うるま市観光物産協会ウェブサイト)
「あまわりパーク」が今年の10月にオープンしており、
ウェブサイト上でバーチャルツアーを体験することができます。
日本語を含む5か国語に対応しており、
なんと音声ガイドも多言語で実装されています!
幼少のころはただただ息をきらせながら階段を登り、
頂上からの雄大な眺めと吹き上げる海風を肌で感じるのが楽しみでした。
大人になった今、勝連城跡の歴史を学ぶことで、
首里城やほかの城跡との関連性についても知見を深めていきたいです。
「あまわりパーク」の歴史文化施設では、
勝連グスクの按司(※)、阿麻和利について書かれた大型パネルや、
軒平瓦、軒丸瓦など勝連城跡からの出土品が展示されています。
設置されている巨大スクリーンに投影される映像も圧巻です!
※按司:琉球の位階のひとつ
〇勝連城跡へ行こう!
(いいなぁうるま市ウェブサイト)
https://www.city.uruma.lg.jp/iina/2398
私事で大変恐縮なのですが、
最近なにかと瓦にうつつを抜かせておりまして、
展示されている出土品の灰色瓦を間近に見て、
首里城と同じように瓦が使用されていたこと、
そしてどのような建造物にこの瓦が使用されていたのかを
想像すると、歴史のロマンを感じました。
■ やんばるに悠々と佇む今帰仁城跡
(沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語)
https://www.okinawastory.jp/feature/heritage/nakijinjoato
今帰仁城跡は、広大な敷地を誇り、
その広さは首里城にも並ぶと言われています。
〇 今帰仁城跡・伝説に見る今帰仁城(今帰仁村ウェブサイト)
https://www.nakijin.jp/pagtop/kakuka/somuka/3/3/5/2/553.html
ウェブサイトでは今帰仁城跡にまつわる伝説が3つ紹介されています。
各地の城跡が持つ伝説なども調べてみると面白そうですね!
〇 おきなわの「花木」「樹」ヒカンザクラ
(沖縄県環境部環境再生課)
http://www.midorihana-okinawa.jp/?page_id=1387
今帰仁城跡は桜の季節になると城跡全体に「ヒカンザクラ」という種の桜が咲き誇り、
ウェブページのエピソードにもある通りとても鮮やかな緋色に染まることでも知られている城跡です。
本州の桜とは異なる色合いに驚かれる方も多いのではないでしょうか。
1月から2月という早い開花時期も特徴のひとつです。
〇 ヒカンザクラの開花調整に関する調査(第2報)
(沖縄美ら島財団ウェブサイト)
https://churashima.okinawa/ocrc/overview/nenpo/business_report_h26/010/
平成26年から27年の調査になりますが、
ヒカンザクラの開花に関する面白い調査が行われています。
【3 首里城関連イベント&トピックス】———————————
■ 首里城復元に向けた技術検討委員会 報告会の開催が予定されています!
(沖縄総合事務局ウェブサイト)
復元の概要説明、専門分野についての報告会が企画されています。
ご関心ある方も多いと思いますので、ウェブサイトの案内から概要を抜粋します。
〇日 時:令和4年1月30日(日)13:30~16:30
〇会 場:沖縄県立博物館・美術館 及びライブ配信
〇主 催:内閣府沖縄総合事務局
○定 員:講堂 160名(博物館講座室 55名)
※講堂が定員に達しましたら、サテライト会場の講座室での映像視聴になります。
○申込方法:https://tayori.com/f/shurijo-hokokukai/より必要事項を入力してください。
○申込期間:令和3年12月24日(金)10:00~令和4年1月17日(月)17:00
普段は委員会の資料を見ることで検討状況を追っていますが、
委員の皆様のお声を直接お聞きできるこのような場が設けられたことに
とても有難く感じています。
最近ふとした時に瓦が脳裏に浮かぶこともあり、
木材・瓦の検討状況をお聞きすることができると思うと胸が躍ります。
■ 新春の宴
(首里城公園ウェブサイト)
https://oki-park.jp/userfiles/files/ryoumen%282%29.pdf
1月1日(土)から三日間、新春の宴が首里城公園で開催されます。
国王・王妃出御をはじめ様々な催しが盛りだくさんです。
御座楽演奏では宮廷音楽を聴くことができるようで、
個人的にとても楽しみです!
■ 首里城地下の第32軍司令部壕 再現模型を県庁で展示
(NHKウェブサイト)
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20211217/5090016645.html
再現模型が平日の午前8時半から午後5時15分の時間帯で、
今月28日まで展示されています。
歴史的価値の高いとされる第32軍司令部壕についての今後の動向にも、
注目していきたいです。
■ クロストーク参加報告「沖縄の瓦が歩んだ歴史とこれからの景観形成」
(那覇市立壺屋焼物博物館ウェブサイト)
http://www.edu.city.naha.okinawa.jp/tsuboya/2021.1102-1226.html
クロストークでは、赤瓦について、そして首里の景観について
お話を聞くことができました。
印象に残ったことがたくさんあるのですが、
特に首里城周辺の交通渋滞問題について、
「首里城周辺にコミュニティバスを環状線状に通して利用してもらうことで、
渋滞の緩和に繋がり、地域住民も利用することができる」
という構想をお聞きしたときは目から鱗が落ちる思いでした。
首里の景観づくりについて考えるとき、
「過去から当時の状況を学び、現在を見つめ、そして未来に何を届けるか」
「観光と暮らしを同時に考えていく」
この二つの視点が大切だということを自身実感するクロストークとなりました。
沖縄本島中北部の城跡二つを組み入れてみた第39号、
関心を引く話題はありましたでしょうか。
元旦は晴れ間の出現率が低い沖縄ですが、
見晴らしの良い城跡に登り陽光を浴びるのも
気持ちよいかもしれませんね。
来年も引き続き、先輩から受け継いだ想いを紡いでいけるよう、
皆様にお伝えしたいこと、お伝えできることを探して発信していきたいです。
年明けはキリの良い第40号からのスタートです。
引き続き、温かなご愛読をどうぞよろしくお願いいたします!
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