学術ネットワーク Academic Network for Shurijo Reconstruction and Renaissance 琉球大学は、学術的な立場から首里城の再興に貢献します。

写真:河野哲舟

*琉大学術リポジトリの「首里城」検索結果が表示されます

メールマガジン目次 >  メールマガジン 34

No. 34 YouTube配信開始!首里城再興学術ネットワークシンポジウム2021 (2021年10月13日)

━━━━━━━━━━━━━━━  vol.034  ━  2021.10.13 ━━

首里城学術ネットワーク メールマガジン

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

-------------------------------------------------

*このメールは、首里城再興学術ネットワークのイベントに参加された方、

 沖縄県振興審議会委員等情報交換会ご案内メンバー、

 およびメール配信を希望された方などにお届けしております。

-------------------------------------------------

 

こんにちは! 首里城再興学術ネットワークのメルマガ担当です。

 

いつもなら、季節と共に移ろう日々の景色を織り込んだ冒頭のご挨拶から始めるところですが、

今回はどうにも気が急いて、言葉が上滑りになって仕様がないため、

どうしても直ぐにお伝えしたい、このことから書き始めさせてください。

 

10月3日(日)の私どものシンポジウムにご参加くださいました皆さま、

本当に、本当にありがとうございましたッ!

 

・・・言い切ってスッキリしたところで、

いつもどおり、今号のコンテンツのご案内です。

 

今号は、シンポジウムにご参加くださいました方だけでなく、

ご参加が叶わなかった方にも楽しんでいただける、

シンポジウム2021関連情報をメインに、

その他の首里城に関連する情報をご案内していきます。

 

 

【1 YouTube配信開始!首里城再興学術ネットワークシンポジウム2021】———————————

 

■第8回 琉大未来共創フォーラム

 首里城再興学術ネットワークシンポジウム2021開催報告(ネットワークWEBサイト)

https://res.skr.u-ryukyu.ac.jp/shurijo_symposium2021_report.html

 

本シンポジウムも3回目を迎え、

初めて、沖縄県、沖縄県立芸術大学、琉球大学の三者共同という形で開催しました。

ご発表やご講演いただきました皆さまだけでなく、

ご参加くださいました皆さまのご協力のおかげで、

開催形態だけでなく、そのコンテンツにおいても

ネットワークの広がりを感じるシンポジウムが開催できたと、心から感謝しています。

 

このシンポジウムの第1部、第2部、第4部は、

どなたでもご視聴いただけるよう、

10月9日から、琉球大学地域連携推進機構のYouTubeチャンネルにて一般公開しています!

 

公開中の動画は、シンポジウムにご参加くださいました方からすると、

もう一度聞きたいあの発表や講演を、心ゆくまでご堪能いただけるものだと思いますし、

ご参加が叶わなかった方は、

ご都合に応じて、

ご興味のある発表や講演を簡単にご視聴いただくという利用も可能なものになっていますので、

どうぞお気軽にアクセスください♪

 

なお、動画に収められていない第3部ポスターセッションですが、

↑↑のリンク先にて、16件の講演タイトルと概要がご確認いただけます。

ポスターセッションでは、多くの発表者がSlackというチャットツールを使って、

離れた場所にいる参加者と質疑応答や意見交換を行いました。

制約の多い状況下でも、

オンラインツールを活用することで広がるつながりを実感した、とても充実した内容でした。

 

□第1部 口頭発表 第8回琉大未来共創フォーラム「首里城再興学術ネットワークシンポジウム2021」①

(YouTube 琉球大学地域連携推進機構チャンネル)

https://www.youtube.com/watch?v=5exTaUs6toU

 

沖縄県立芸術大学 波多野 泉 学長の開会の挨拶に続く第1部は、

研究者や事業担当者が、それぞれの取組について発表を行いました。

研究や事業の現場からの具体的な話は、

その一つひとつがとても興味深く、

それぞれのお話をもう少し聞きたいなと思わずにはいられない内容ばかりでした。

 

ところで、司会・進行を務めた 小島 肇 先生の後ろに見ることができる首里城の紅型は、

首里城復興のためのチャリティにおいて作品を購入された方が、

私どもネットワークの活動の趣旨に賛同し、昨年、寄贈くださったものです。

昨年のシンポジウムの際、朱や弁柄、蘇芳などの色が重なる、この堂々とした作品を、

会場の入口でご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

 

なお、昨年の「首里城再興学術ネットワークシンポジウム2020」は、

現在も、次のリンク先である琉球大学地域連携推進機構のYouTubeチャンネルで絶賛公開中です!

https://www.youtube.com/watch?v=G4Q3X0phQIw&t=6409s

 

□第2部 基調講演 第8回琉大未来共創フォーラム「首里城再興学術ネットワークシンポジウム2021」②

https://www.youtube.com/watch?v=0OdzBrtOscM

 

沖縄県 玉城 デニー 知事の昼の部開会の挨拶に続く第2部では、

沖縄県立博物館・美術館 田名 真之 館長が

「首里城復元の意義と課題」をテーマに基調講演を行いました。

様々な側面や役割を持つ首里城の復元に取り組む意義と課題について、

わかりやすい言葉で語ってくださいました。

 

私は、スライド資料に含まれていた

火災から約40日後の首里城の写真データを拝見して、

あの火災で失われたのは、

遺構の上に建てられた観光施設ではなかったことと、

火災による被害の大きさを再認識させられました。

 

これらの写真データは、

被災文化財調査に関わった田名先生だからこそ提供いただけた資料で、

一般的に見ることができない内部の状況を知ることができる貴重なものだと思いました。

 

先生のご説明にこれらの画像が加わることで、

ご説明の説得力が増しただけでなく、

これほどまでに焼き尽くされた首里城を復元する意義を、

ご視聴された方、お一人おひとりが、

自分なりに受け止め、考えることができたのではないかと感じました。

 

□第4部 パネルディスカッション:学術ネットワークの役割~首里城の復興、まちづくり、琉球文化のルネサンス~

 第8回琉大未来共創フォーラム「首里城再興学術ネットワークシンポジウム2021」③

https://www.youtube.com/watch?v=6uUumkzuRjQ

 

行政、学術、沖縄とは切り離せない観光という立場、

住民目線で首里のまちづくりを模索する団体という、

多彩な顔ぶれが揃ったパネルディスカッションでは、

時に本音を交えた意見が交差し、

より広がりのある今後の活動が期待されるものとなっています。

シンポジウムの最後は、琉球大学 西田 睦 学長の挨拶で閉会を迎えました。

 

パネルディスカッションで発せられたお言葉の、

その一つひとつの妙味は、

声の調子や強さ、表情が相まってこそ感じ取れるもので、

文字にすると、なぜか味気ないようにも感じました。

そのため、メルマガなのに動画に丸投げになってしまうのですが、

ぜひ、動画でイキイキとしたやり取りを感じ取っていただければと思います。

 

今回のシンポジウムは、10時から休憩を挟みつつ16時30分までという長丁場で、

かつ、オンライン参加のみという開催形式で実施しました。

 

運営を担当した者として、

コンテンツそのものについては、

前回までにない多様性に富むもので、本当に自信を持って準備を進めることができました。

 

しかし、実際にイベントとして盛り上げることができるのかについては、

あれやこれやと考えてしまい、

時に心臓が軋むような不安を覚えつつ、当日を迎えたのですが、

実際にシンポジウムを終えてみますと、

ご参加くださいました皆さまからの積極的なご質問に支えられ、

参加者アンケートに寄せられた温かなコメントに励まされた、

運営側にとって、

とても幸せなイベントであったと、本当に心から感謝する次第です。

 

テレビニュースでも取り上げていただきましたので、

動画には映っていない当日の会場のワチャワチャとした様子などを感じていただきたく、ご紹介いたします。

 

□首里城再建に向けて議論「芸術文化を発信する場所」(沖縄テレビ放送)

https://www.otv.co.jp/newstxt/index.cgi?code=00003639

 

 

【2 首里城関連トピック】———————————

 

1.首里城復興レポート Vol.5 が公開されています!(沖縄県公式首里城復興サイト)

https://www.shurijo-fukkou.jp/activity/report/

 

 毎号、国や県の首里城復興への取組が、

 本当にわかりやすく、しかもコンパクトにまとめられた[首里城復興レポート]ですが、

 私が首里城とは別のプロジェクトに巻き込まれていた間に、

 Vol.5が公開されていました!

 必携資料として個人的にファイリングを続け、

 首里城に関連する打合せでは、

 これまで幾度となく不足する私の記憶力を補い、

 いつも静かに私を助けてくれたレポートであるにも関わらず、

 皆さまへのご紹介が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。

 

 今号も、イメージや写真を多用し、

 読み手を置いてけぼりにしない作りでありながら、

 資料としてのクオリティが維持された素晴らしいレポートとなっています。

 

 国や沖縄県に設置された各種委員会などでのこれまでの検討内容や取組をザっとおさらいしたい時、

 このレポート以上に効率的に復習できる資料はないと思います。

 自信を持っておススメするレポートですので、ぜひお目通しください。

 

2.文部科学省エントランスでの特別企画展示がスタートしました!(琉球大学公式HP)

https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/27989/

 

 前号でもお伝えしましたが、文科省エントランスにて、

 私どもネットワークの取組を紹介する展示を行っています。

 

 11月7日まで展示しておりますので、

 ご出張などで文科省を訪問される機会がございましたら、

 立ち寄っていただけると大変ありがたいです。

 

 

今回のメルマガは、

大きなイベント直後のアドレナリン全開状態から、

ほんの少しだけ落ち着きを取り戻した状態で書き上げてしまったため、

学術を冠するネットワークのメルマガなのに、

落ち着きのない内容となってしまい、申し訳ございませんでした。

 

せっかく、シンポジウム参加者アンケートで多くの方がメルマガの配信をご希望くださったのに、

最初の配信が本号では呆れられてしまうのではないかと、

今さらながら弱気になっておりますが、

きっと次号からは、メルマガ作成もすっかりお手の物となった若手が、

押しつけがましさのない、流れるような文章で、

首里城関連トピックをお伝えすることと思います。

ですので、どうぞ引き続き、私どものメルマガにお付き合いください。

よろしくお願いします。

 

*このメルマガが不要な方は下記アドレスまでメールでご連絡ください。

■─────────────────────────────

│ 琉球大学 首里城ネットワーク担当

■─────────────────────────────

│ 〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地

│ TEL: 098-895-9096(内線:千原2012)

│ Email: shuri_net@acs.u-ryukyu.ac.jp

│ URL: https://res.skr.u-ryukyu.ac.jp/shuri_top.html

■─────────────────────────────

│ TwitterやFacebookでは、頻繁に情報発信しています!

│ ■Twitter

│  @ShuriNet_Ryukyu

│  https://twitter.com/ShuriNet_Ryukyu

│ ■Facebook

│  @ShuriNet.Ryukyu

│  https://www.facebook.com/ShuriNet.Ryukyu

■─────────────────────────────

 

首里城再興 学術ネットワーク 琉球大学 首里城ネットワーク担当 お問い合わせ先(メール)shuri_net@acs.u-ryukyu.ac.jp