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「時空間ゲノミクス」平成29年度 支援研究課題募集のお知らせ

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平成28年度よりスタートした機能強化促進プロジェクト「亜熱帯島嶼の時空間ゲノミクス-環境・微生物・家畜・ヒトの相互作用から疾病の内因と外因を探る-(略称:時空間ゲノミクス)」も2年目に入りました。本プロジェクトでは、学内における次世代シーケンス技術の普及および共同研究の活性化のために、支援する研究課題を以下の通り募集いたします。

 

1. 本プロジェクトについて

本プロジェクトでは、亜熱帯島嶼という物理環境、ウィルス・細菌・真菌(カビ)などの微生物、家畜と野生動物、そしてヒトが過去においてどのように相互作用し、それが如何に現在のヒトの疾患に関与しているかを、時間(歴史・進化)と空間(分布)の観点から検証して、現代の疾患構造を理解し、医療に活かすことを目的とします。

本プロジェクトを通じて、学際的研究領域を創出するとともに、既存部局間の柔軟化を図り、異分野融合型研究拠点を形成します。また、本学におけるゲノミクス・バイオインフォマティクス研究を強化し、基礎および臨床医学研究の円滑な協力体制を構築する狙いがあります。特に、近年急速に進歩を遂げている次世代シーケンシング技術に代表されるゲノミクス解析を学内に普及させる活動、および関連する学際共同研究を活性化させる活動を行います。共同研究の受け皿となって、ボトムアップ式に構築される研究プロジェクトです。

 

2. 支援研究課題

本プロジェクトでは、

(1) 琉球諸島における過去の人々の営みを考古学や歴史学のみならず、ヒト・微生物・家畜のゲノミクス解析を通じて総合的に紐解く研究

(2) 疾患感受性について遺伝要因と環境要因を特定し、疾患を集団や環境の特異性あるいは遺伝適応の観点から理解する研究

(3) 感染症・アレルギー性疾患・がん・自己免疫疾患・遺伝子疾患・生活習慣病など様々な疾患をターゲットにその予防法・治療法を確立する研究

・・・に取り組みます。

上記のテーマに関連する研究課題で支援の内容として、

(A) 次世代シーケンシング実験の試薬および実施の支援を要する研究

(B) 次世代シーケンシングデータなど、大規模データ解析の支援を要する研究

(C) 文系理系を問わず(1)に関連してゲノム研究と相互協力できる学際共同研究(必要に応じて上限30万円程度の研究経費支給、金額は採択状況による)

・・・を募集します。昨年度からの継続課題も受け付けますが、研究支援期間は原則的に2ヵ年以内とします。

 

3. 応募者の要件

応募者(研究代表者)は、研究を実質的に進める研究者(ポスドク・大学院生を含む)とします。スーパーバイザー等の研究統括者が他に居る場合は、申請書に記載してください。

応募者多数の場合、選考を行います。応募に際して、① 試料などの準備ができていること、② 研究代表者または研究統括者が関連課題で科研費等競争的資金を獲得していることが望ましく、そのような申請課題を優先して採択します。

 

4. 申請方法

時空間ゲノミクスのホームページ(クリック)より申請書様式をダウンロードし、必要事項を記載の上、下記提出先にメールで提出してください。

メールの件名を「時空間ゲノミクス支援研究課題申請」とし、ファイル名を「時空間ゲノミクス2017【代表者氏名】.docx」としてください。

平成29年5月18日(木)17:00〆切



申請書提出先

総合企画戦略部研究推進課

電話: 098-895-8016(内線 8016)

E-mail: knknkyu@to.jim.u-ryukyu.ac.jp

 

問い合わせ先

ゲノミクス解析支援チーム

大学院医学研究科・人体解剖学講座

木村亮介

電話: 098-895-1211(内線 1211)

E-mail: rkimura@med.u-ryukyu.ac.jp

 

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