学術ニュース
2018年 9月11日
子供の生き残りをかけた“適応”は、親の世代から始まっている?
博物館(風樹館)の加藤三歩 協力研究員らの研究チームは、シロオビアゲハの翅の模様がエピジェネティック効果を介して子に伝えられていることを明らかにしました。
研究成果は英国の科学雑誌「Scientific Reports」誌にオンライン掲載されました(詳しくはコチラ)。
著者名:加藤三歩・立田晴記・辻 和希
学術ニュース
2018年 8月 1日
グレートバリアリーフ掘削試料が明らかにした未知の急激な氷床変化
理学部の藤田和彦 教授が参加する研究グループは、グレートバリアリーフの掘削試料の分析から、今から約2万年前の最終氷期最盛期に2段階の海面低下とそれに伴う急激な氷床発達が起きたことを明らかにしました。
原題:Rapid glaciation and a two-step sea-level plunge into The Last Glacial Maximum
掲載誌:Nature, 559巻 603–607頁。
学術ニュース
2018年 8月 1日
東南アジアと日本列島の人類集団の起源
コペンハーゲン大学が中心となって医学部の石田 肇 教授が参加する国際的な研究チームは、日本列島の縄文時代遺跡や東南アジアから発掘した26個体(日本からは1個体)の人骨のゲノム解析により、日本列島や東南アジアの人々の起源と分散過程を明らかにしました。
研究成果は2018年7月6日に国際学術誌「Science」に掲載されました。
原題:The prehistoric peopling of Southeast Asia
掲載誌:Science, 361巻 88–92頁。
学術ニュース
2018年 6月12日
セミの共生菌は冬虫夏草から進化した
琉球大学 熱帯生物圏研究センターの松浦 優(まつうら ゆう)助教らの研究チームは、沖縄を含む日本各地から採集したセミ類24種の共生微生物(細菌と真菌)を大規模に調査し、15種のセミから祖先的な共生細菌が失われ、その代わりに寄生性の冬虫夏草を起源とする真菌類との共生関係が繰り返し進化してきたことを発見しました。この成果は2018年6月12日に国際学術誌 Proceedings of the National Academy of Sciences USA(米国科学アカデミー紀要)にオンライン掲載されました。
原題:Recurrent symbiont recruitment from fungal parasites in cicadas
著者名:松浦 優、森山 実、Łukasik Piotr、Vanderpool Dan、棚橋薫彦、孟 憲英、McCutcheon John、深津武馬
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学術ニュース
2018年 5月25日
もしヒアリの野生コロニーが発見されたら
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