学術ネットワーク Academic Network for Shurijo Reconstruction and Renaissance 琉球大学は、学術的な立場から首里城の再興に貢献します。

写真:河野哲舟

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No. 28 公募中!首里城関連研究プロへの学内支援(2021年4月30日)

━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.028 ━2021.4.30━━

首里城学術ネットワーク メールマガジン

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*このメールは、首里城再興学術ネットワークのイベントに参加された方、

 沖縄県振興審議会委員等情報交換会ご案内メンバー、

 およびメール配信を希望された方などにお届けしております。

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こんにちは! 首里城再興学術ネットワークのメルマガ担当です。

 

メルマガを担当して1年余りが経過しましたが、

お付き合いでメルマガ1号から読んでくれている知人から、

「最近、メルマガが『箸休め』とは言えないボリュームになってきたね。

 もう少しサクッと読めた方がありがたいかも。

 おしゃべりキャラがメルマガにも出てるよ。」

と言われました。

 

盛大に〝うちあたい″(※)したため、

今号から少しボリュームとテンションを抑えて、

落ち着きのある態度で首里城関連トピックをお届けしたいと思います。

 

※沖縄の方言で、「身に覚えがあり恥じる事」の意味

(あじまぁ沖縄「沖縄方言辞典」 https://hougen.ajima.jp/ より)

 

 

【1 首里城につながる研究を遍く支援します!/学内公募受付中!】———————————

 

前号では公募開始を速報的にお伝えいたしましたが、

学内関係者を含め、十分な周知ができていないとの反省から、

少し詳しめに公募内容をご紹介します。

 

令和3年度も、

「首里城(という建物)の再建」に関する研究に限らず、

首里城及び周辺文化財の復元、琉球の歴史・文化、教育プログラムの開発等、

幅広い分野の研究を公募しています。

 

公募開始までに私たちが想定できた研究課題は、研究課題例のとおりですが、

ここで例示できたテーマは、ほんの一部でしかなく、

先生方が日々取り組んでいらっしゃる研究を深めることで、

「首里城の復興や首里城に象徴される沖縄の歴史・文化の復興」につながる可能性は、

それこそ無数にあるのではないかと考えています。

私どもネットワークでは、採択された研究課題を全力で支援していきますので、

公募要領だけでもお目通しいたたき、少しだけもご検討いただけましたら幸いです。

 

■令和3年度 首里城再興研究プロジェクト(研究推進課HP)

https://gspd.skr.u-ryukyu.ac.jp/gakusaibu/kenkyu/?page_id=25706

 

■申請は部局単位で取りまとめの上、

 令和3年5月14日(金)17時までに提出していただく必要があります。

 

■想定する研究課題例:公募要領より

 

 ①首里城正殿の復元

  ・建築材料・技術・資源等に関する研究

 ②周辺文化財の復元

  ・歴史に関する研究

  ・建築材料・技術に関する研究

 ③文化財の防災や安全対策

  ・文化財の防災に関する研究

 ④保存科学

  ・火災で劣化した美術工芸品の修復・保存技術に関する研究

  ・人材育成プログラムの開発

 ⑤琉球の歴史と文化

  ・首里城に象徴される琉球の歴史・文化に関する研究

  ・琉球王府と地方の産業、文化、暮らし、宗教・祭り、言語等に関する研究

 ⑥戦争遺構

  ・32軍壕及び周辺の戦争遺構とその保存・活用に関する調査研究

 ⑦複層的な首里歴史まちづくり

  ・交通渋滞の緩和に関する研究

  ・首里と周辺地域の観光及び歴史・文化と一体となったまちづくりに関する研究

 ⑧教育プログラムの開発

  ・体系的な学習教育プログラムの開発

  ・平和学習プログラムの開発

 ⑨デジタルミュージアム構想

  ・国内外に収蔵されている琉球の美術工芸品、公文書、記録等の調査研究

  ・上記のデジタルアーカイブ化に関する研究

 ⑩首里城復元や琉球文化への興味関心の喚起と維持

  ・琉球の歴史・文化を体感できる新技術(VR等)を活用したコンテンツの開発

  ・国内外に向けた波及効果の高い情報発信方法の開発

 

 

【2 オンラインで楽しむ首里城関連トピック】———————————

 

新型コロナウイルス対策として、

沖縄県は、5月11日までの期間、

那覇市など15の市町を「まん延防止等重点措置区域」とすることを発表しました。

[不要不急の外出や移動を自粛すること]が求められていることもあり、

連休中ののんびりとした時間だからこそ楽しめるコンテンツをご紹介します。

 

1.沖縄各地の方言で楽しむ「走れメロス」

 

 ネットワークの業務に携わり、

 琉球・沖縄の文化や歴史について学び直す機会が増え、

 以前、業務上収集していた学会のパンフレットで目にした次の英文を思い出しました。

 “Language is the road map of a culture.

  It tells you where its people come from and where they are going.”

 「言語は、文化のロードマップだ。

   人々がどこから来たのか、どこへ向かうのかを教えてくれる。」

 これは、アメリカの作家 Rita Mae Brown さんの言葉ですが、

 沖縄県の首里城復興基本計画で掲げられた「琉球文化のルネサンス」には、

 方言が置かれた現状や、その豊かな表現について、

 自分なりの理解を持つことが不可欠だと個人的に強く感じているところですので、

 楽しく知識が広がるコンテンツやサイトをご紹介します。

 

 ■しまくとぅばで走れメロスを読んでみよう!(しまくとぅば普及センターWEBサイト)

  次のURLから、「おはなし」をクリック後、「走れメロス」を選択してください。

https://shimakutuba.jp/use/speak/

 

  北部、中南部、宮古、石垣、与那国

  の5つの地域の方言で楽しむことができます。

  音声を聞くこともできるので、聞き比べも可能です!

 

 ■【うちなーぐち特集】挨拶編、感情編、特徴・諺編(OKINAWA41サイト ※)

 

  ※OKINAWA41は、

  沖縄の知られざる魅力を発信することを目的に内閣府が開設したサイトです。

 

  ラジオパーソナリティの中村久美子さんが、

  柔らかな表現で方言の魅力を綴っています。

 

  ①【うちなーぐち】-挨拶編-言葉を学べば世界の色は鮮やかに

https://www.okinawa41.go.jp/reports/aisatsu

 

  ②【うちなーぐち】-感情編-言葉を学べば世界は色鮮やかに

https://www.okinawa41.go.jp/reports/kanjo

 

   [終わりに]に記された次の文章が心に残りました。

 

  〝私たちが言葉を話す時、

   言葉以上の感情がそこにはあり、

   感情の一部分を切り取り音にして他者に思いを伝え

   時に自己理解を深める。"

 

  ③【うちなーぐち】特徴・諺編

https://www.okinawa41.go.jp/reports/0423

 

 ■「しまくとぅば」の現状と課題について(沖縄県公式HP)

https://www.pref.okinawa.jp/site/bunka-sports/bunka/shinko/simakutuba/keikaku.html

  「しまくとぅば普及推進計画」及び「しまくとぅば普及推進行動計画」に関するページです。

  現状と課題が整理されています。

 

 ■しまくとぅばとは(しまくとぅば普及センターWEBサイト)

https://shimakutuba.jp/investigate/whats-shimakotoba/

  理屈だけでなく、感覚として理解できる平易な言葉で

  [しまくとぅば]が説明されています。

  沖縄県の[しまくとぅば普及推進計画]により、

  各地域の「しまくとぅば」の普及継承を一層促進させるため、

  平成29年度に設置された[しまくとぅば普及センター]のWEBサイトには、

  この他にも、小中学生向けの[学習ツール」といった様々なコンテンツがあります。

 

 

短くしようと努めた今号、

最後は「しまくとぅば」でご挨拶です。

 

ちゅーん、にふぇーれーびたん。

またやーたい。

(今日もありがとうございました。またお会いしましょう。)

 

次号も首里城関連トピックをお届けして参りますので、

どうぞよろしくお願いします。

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